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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第30話 バルトの決意
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迷宮。そして今年からVへとパワーアップした戦慄迷宮はこのハイランドパークの顔とも言えるものとなっていた。
恐れを知らないヴィヴィオはこれもやると反対のなのはの言葉を聞かず、結局3人で入っていった。

「バ、バルトさん、離れないで下さいね………」
「居るっての、怖いなら無理せずさっさと出ていけばいいだろが………」
「怖くなんて無いです!!!」

と強がりを言うなのはだったが、挙動不審にキョロキョロする姿を見れば誰が見ても怖がっているのは明らかだった。
そして周りばかり気にした結果………

「あれ?バルトさん、ヴィヴィオちゃん………?」

2人に取り残されてしまったのだった………















「お前なら全てを吹き飛ばすのもわけないよな魔王………痛っ!?」

魔王と言ったところで背中をつねられ、なのはを見たが、バルトをもの凄い形相で睨んでいた。

「ねえねえ、なのはお姉ちゃん、このナイトパレードって何?」

そんな中、テーマパークにあった掲示板を見たヴィヴィオ。
そこには期間限定で行なっているナイトパレードの案内が書いてあった。

「キラキラ光るキャラクター達の行進ってところかな?」
「行進?それって凄いの?」
「それは見てからのお楽しみだよ。………まだ始まるまで時間ありますし先にご飯食べますか?」
「そうだな、じゃあ飯は………」
「ここにしましょう!!」

そう言ってパンフレットのレストラン紹介のページのとあるお店を指差した。

「ユベル・トルアット………バイキング形式のレストランか。なるほど、確かにこれなら誰も文句言わずに好きなもの食えるな」
「食後のデザートも充実しているんですよ〜!」
「デザート!?ケーキ!ケーキ!!」
「毎日飽きるほど食ってまだ食うのかよ………」
「バルト、女の子はねデザートは別腹なんだよ」
「………そう言って調子乗って食ってるやつほど豚な奴が多いんだよな」
「ヴィヴィオ豚になんかならないもん!!バルトの意地悪!!」

そう言ってそっぽを向いてしまうヴィヴィオ。

「まあまあ………じゃあお店はここにしてご飯食べましょうか」
「だな」

そう言ってそっぽを向いた機嫌の悪いヴィヴィオをなのはに任せ、バルト達は夕食へと向かった………














「わあっ〜!!!」

白を基調としたお城のような店内にヴィヴィオは感動したのか入り口で固まって目に焼き付けるように店内を見ていた。

「シャンデリアまでありますね………」
「凄いな………一般人が入って良いのか気が引けるなこりゃ………」

対してバルトとなのはは余りにも高級感ある店内に本当に食事して良いのか不安に
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