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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第30話 バルトの決意
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デコピンを喰らわせさっさと行こうとするヴィヴィオの後を追う。

「2人とも遅いよ〜!」
「ヴィヴィオちゃん待って!!1人で歩いたら迷子になっちゃうよ!!」

大きな声で2人を呼びながらどんどん先に行くヴィヴィオを慌てて追いかけるなのは。

「はぁ………やれやれだぜ………」

そんな台詞を溢して、バルトも先を行く2人を追うのだった………











「はぁ………面白かった………すごい迫力だったね!!」

本日は平日。
ということもあって休日ほどお客さんはいなかった。
そのお陰で余り待たずにアトラクションを回れ、昼食前で三割ほど回ってしまっていた。

「そろそろお昼にしようか?」
「シャルゼリア!!」
「ヴィヴィオちゃん、流石に地球には無いし、そういうファミリーレストランはここにないよ!!」
「まあ酒が飲めれば………」
「昼間から飲ませる訳ないじゃないですか!!」
「う〜ん、後何かお店あったっけ?」
「ヴィヴィオちゃん一杯あるよ!!今度シャルゼリア以外の美味しいお店連れていってあげるからシャルゼリア基準で考えるのやめようね!!」

まさにシャルゼリア大使である。

「ん?昼はあそこで良いんじゃねえか?」

そう言ってバルトの指差した方向にはハイランドパークのキャラクターをモチーフにしたハンバーガーを売っている店だった。

「確かにお昼ならちょうど良いですね」
「う〜ん、ピクルスやトマト嫌だな………」
「じゃあポテトだけ食ってろ」
「私ポテト好き!!」
「駄目です!!ヴィヴィオちゃんちゃんと野菜も食べないとお肌荒れちゃうよ」
「ええー!?でもお化粧すれば………」
「厚化粧する女ほど醜い女は居ねえぞ」
「……………………………………頑張る」
「もの凄く悩んだな………」

長く深く考えた結論は結局頑張る。
明らかに挫折しそうな考えだが………

「うん、少しずつ好きになっていこう」

そんなヴィヴィオにもなのはは優しかった。

「まあ取り敢えずさっさと飯食うぞ。午後からも回るんだろ?」
「うん!!」













「結局全部回れちまったな………」
「そうですね………」

夕方、ヴィヴィオの勢いは留まる事を知らず、次々にアトラクションを制覇していった。
さらに絶叫系も問題なく得意な為、乗れない物が無かったのも大きな点だろう。

「珍しくなのはもバテバテだな。………ってか騒ぎすぎなんだよ」
「だって戦慄迷宮で2人がさっさと行って私を置いていくからですよ!!!私1人で残されて、道に迷って、お化けが現れてってもう少しで全て吹き飛ばそうって思っちゃうところでしたよ!!!!」

零治達も経験した戦慄
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