拝啓義母様。私はルカ君の味方です。
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嫌っているのです」
神殺しとしてなら五体満足の健康体となり、高い呪力も己のモノとできる。
しかし、代わりに戦いの中に身を置き、力を行使する。大好きだった母の力を戦いの力としてしまう。それが嫌で彼は力を封じている。そんな彼の気持ちを汲み三人の女神も彼と共に力を封じ共に生きている。
死を司る女神はそう語った。
「ひかりもこの国の巫女という立場で狭苦しい思いをさせていますがどうか彼の気持ちを汲んであげてください。ルカと対等な者であってください」
そう言って目の前の女神は頭を下げた。
神に頭を下げられたのはこれで二度目。彼女は自分が守る弟分であるルカ君の事がホントに大好きだというのが感じられた。
「大丈夫です。私はルカ君を裏切ったりしません。これまでも、これからもです」
にっこりと笑う私に、頭を上げたナタさんはやさしく微笑んで頭を撫でてくれた。
その姿は神様というより優しいお姉さんという雰囲気でした。
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