星屑の覚醒
2 安息の場所
[8/8]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
ないことを意味していた。
「そうだね...じゃあ頼りにしてるよ」
「ハイ!」
だがその時、聞きなれない音が聞こえた。
音の源は彩斗のトランサーだった。
「ピロリン!」という工場出荷時のままの着信音だ。
「...メール?」
トランサーを開いた。
メールなど久々どころか初めてだった。
海の壁紙のホーム画面から自己主張するメールアプリのアイコンをタップする。
すると一瞬にしてメールウィザードが展開された。
1通目は『I.P.C.株式会社』からの『お買い上げありがとうございます』という件名の最初から入っているもの。
2通目は『I.P.C.ブロードバンド』からの『メールアドレスの取得が完了しました』というメールが使えるようになったことを通知するもの。
そして問題の3件目は送り主の名がなかった。
「何でしょう?変なメールですね。匿名ツールでも使ったんでしょうか?」
「多分。一応、ウイルススキャンの結果は出てないけど、PCにコピーして調べる。君が入るトランサーがウイルス感染なんてしたら大変だ」
彩斗はベッドから起き上がり、HPEの電源を入れた。
中央の真っ赤なラインが発光し、接続されたメーカー純正の21.5型のモニターにログイン画面が現れる。
彩斗のカスタムによって起動速度がかなり高速化されていた。
ログインし、ケーブルでトランサーとPCを繋ぐ。
そしてメールをPCにコピーした。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ