例えばこんな非道い兵器はとっとと取り外した方がいいだろ
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6月14日
せっかくだから俺はラウラさんのISに話しかけるぜ!
名前はシュヴァルツェア・レーゲン。あだ名は何がいいか・・・レンにしよう。
この子は結構痛いのが嫌な性格らしく、ラウラの乱暴な戦法は好きになれないそうだ。しかも日本に来るに際して体に変なパーツを得つけられて非常に気分が悪い模様。これは怪しい。もしもウツホに付けられたアレと同じものだったら俺としてもオウカとしても黙っている訳にはいかない。ジェーンさんと生徒会メンバーに協力を得てラウラさんを連行、レンの内部を調べた。
ついでに織斑先生も立ち会った解析の結果、確かに良くないものが入っていた。
何でもこれはVTシステムというもので、織斑先生のデータを基に作成され、織斑先生のマネをするしか能のないポンコツシステムらしい。その上操縦者やISそのものに馬鹿みたいに負荷がかかるクソ仕様。もちろん取り外した。オウカ曰く「私の劣化コピーモドキのデチューンだね」だそうな。オウカと比べれば大抵のシステムは劣るのだが・・・今更ながら八紘一宇は反則性能だと思う。
ラウラさんは祖国に裏切られたと言わんばかりにショックを受け、織斑先生・・・ではなくジェーンさんの胸に飛び込んで泣いていた。織斑先生はドイツがこんな非人道的なものを用意していたこと、それを自分の教え子のISに搭載して黙っていたこと、それをIS学園に送り込んだことの三つが重なってかなりビキビキ来ていた。あ、これ「次はドイツだ!!」のパターンだわ。死ねぇ!
何はともあれ気分もよくなってレンはご機嫌だ。よかったね、レン。
6月15日
箒ちゃんが久しぶりに来た。ここ数日の騒ぎで食べさせられなかった料理をわざわざ持ってきてくれたようだ。・・・あ、これ美味いわ。味付けもしっかりしてるし。
作戦はまぁまぁ上手くいったらしい。鈴音さんが同時のタイミングで酢豚持ってきたのは予想外だったが和食は好評で、ついでにおりむーにあーんまでしてもらったそうだ。前進してるじゃないか。
この勢いでと昨日「トーナメントで優勝したら私と付き合えやー!」と告白した・・・のはいいのだが、ほかの皆に噂が広まるうちに内容が曲解して「トーナメント優勝者にイチーカを買う権利をやろう」という話になってしまって困ったとのことだった。
・・・かわいそうとは思ったが、おりむーが「(買い物か何かに)付き合う」と勘違いしていることを伝えたら項垂れていた。本人なりに全力で勇気を振り絞った告白が何事もなかったかのように勘違いされたのが余程堪えたのか泣き始めてしまった。
そろそろおりむーは木刀で刺されるんじゃないだろうか。不安である。
・・・箒ちゃんはそのまま俺のベッドで眠ってしまった。寝床を占領されたんで仕方なくジェーンさんに相談したら俺、ジェーンさん、ラウラさんの
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