一周年記念コラボ
Cross story The end of world...
〜第一層〜
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方こそ口元つり上がってるよ?」
「む……」
どうやらこうゆう状況が好きそうな2人に挟まれ、ゲツガは微妙な表情で他の同行者に目を向けた。
―――恐らくは、この状況でテンションが上がらない、という自分の常識を確認するために。しかし、そこに有ったのは……
「よぉし、多分あの王様、女王様倒せば扉が開くんだろ。周りの奴を適当にぶっ壊しながら進もうぜ」
「「オッケー!!」」
先の2人同様、アドレナリン全開のレイの笑みであった。
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―鎮魂歌・七つの大罪―
周囲にワイヤーが走り、それに触れた石像は抵抗無くバラバラになる。半径10m程の敵をまとめて葬るが、何秒も経たない内にその空間は埋まってしまった。
戦闘が始まってからおよそ10分。無限に湧き出る石像に阻まれ、一向に進む事が出来ない。
「ま、関係ないけどね」
後方ではレンに後ろから襲い掛かろうとする石像を食い止めるレイ、リン、ゲツガの姿がある。不幸な事に3人の武器は石像に対して文字通り刃が立たず、かなり苦戦を強いられている様子だ。
レンのユニークスキルである《アレ》を使えばこんな敵はものの数に入らない。しかし、今使うと完全に後ろの3人を巻き込んでしまう。ぶっちゃけこの状況においては他人は足手まとい以外の何者でもなかった。
迷いは一瞬、
―前奏曲・憤怒―
ワイヤーを横薙ぎに払い、前方に空間を作る。敏捷値をフルに使ってその空間に飛び込み再度、鎮魂歌・七つの大罪で周りを掃除する。
これで3人との直線距離は《アレ》の射程圏外だ。
「消えろ」
―【Incarneit system starting】―
刹那、レンの小柄な影の色が濃くなり、そして彼を中心に円形状に影が広がっていく。半径20m程に広がったそれはザザッ、と波打ったかと思うと、影の上の物を吸い込み始めた。
石像達は抗う事もできず、無力な様を見せながら消えていく。
―魔女狩り峻厳―
「よし、終ーわった♪」
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「何だ、アレ……」
身の毛がよだつような―――という方法ならまだ感心する余地はあるが、今のは違った。上手くは言えないが、あえて言葉にするなら……『こう成れ』という意志を凝縮した『望み』を力とした技だろうか。
事実、この影からは
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