常盤台中学襲撃事件
Trick38_君は女性に乱暴をするんだね。だから殺す
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隊は僕に続け! 球鬘、お前も来い」
特殊駆動鎧は階段へと進んでいく。和服の男、球鬘も同じく続く。
さらに廊下で敬礼していた、駆動鎧を装備していない10人の人間が後に続く。
「あ、そうだ! 僕の姫君を教えてくれたキミ、お礼にご褒美をあげよう」
急に立ち止まり、未だ髪の毛を掴まれたままの女生徒を見る。
「キミの捕まえている、その男はね、“上手”なんだってよ!
指使いとか腰使いとか! 根も太くて長いことが隊内でも有名だ!
相手してもらって、“大人”の女性になってきなよ」
見えない顔は、気持ちの悪い背筋の凍る笑い顔をしていた。
遠回しに言ったが、その意味は聞いている全員が簡単に理解できた。
「へ!? いや・・・・いやーーーーー!!!!」
「ハハハハハ! そんなに喜ばなくてもいいじゃないか!!
ほんの少しのお礼だよ!
おい、お前! 激しくヤってあげな!
なに、血が出るのは強すぎるからじゃなくて、初めてだからだ。
嬉しいのに泣き叫んで嫌がる、これってツンデレって言うのかな? ハハハ!
遠慮せずにヤれ。ヤりまくれ、ヤりつくせ。
どんなに泣き叫んでも、それは快楽表現の裏返しにすぎないから止めるな」
「は!」
「いや!! いやーーー!! やめて! 離してーー!!」
女生徒の悲鳴を聞きながら、特殊駆動鎧はいなくなった。
「さて、俺はこいつの相手をしなければならない。
なんと言ったって命令だからな!」
持っている武器を放り投げ、女生徒を掴んだまま階段の反対側廊下へと連れていく。
依然として叫び声を上げ続ける女生徒。
他の生徒たちは全員、下手なことを言って巻き込まれたくないのか、
恐怖のせいで身動きができないのかは、連れていかれる女生徒を見ているだけだった。
唯一人だけ、彼女の教室にいた女教師が、ついに耐えきれずに立ち上がる以外は。
「あ、あなた達! こんなことが許さ」パパパパパパン!
言い終わることができなかった。唯一人の勇気のある人さえも暴力の前には無力。
別の男が持っている銃口から煙が上がっていた。
「そういや、今持っている銃ってゴム弾だったな。
チッ! 本物だったら赤い花火で綺麗だったのによ」
胴体に10個ほどの黒い球体、ゴム弾を受けて教師はゆっくりと倒れた。
「「「きゃーーーー!!!」」」
「うるせぇ!!」
パンパン!
銃口を上に向けて発砲、蛍光灯のガラスが降り落ちる。
「黙れ! てめぇらは殺されないだけだ!
変なことしたらあのクソ女みたいにすっぞ!
それともなんだ! この女が死ぬとこ見たいのか!?
生徒以
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