暁 〜小説投稿サイト〜
世界の片隅で生きるために
天空闘技場編
念能力開発1
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 その運と思い込み力がチートなんだよ! と言われたら反論のしようもないけれど、少なくとも現時点の段階でキメラアントや原作キャラからの死亡フラグが立ったら、回避はきっと無理だと思ってる。

 そういえば、原作が載ってた雑誌で、化粧して変身する女の子のマンガがあったっけ。
 確か魔法のアイシャドウを塗ることで、内気な女の子が大胆な怪盗になる設定だった。
 そういう設定だから、少年読者には受けが悪かったからか、すぐに連載が終わってしまったけど、キレイなイラストと女の子がかわいくてセクシーだったから、私は好きだった。

 とりあえず思いついたことを取りとめもなく私はメモにしていく。
 このメモは、私は日本語で記入している。
 ハンター世界の文字も違和感なく読み書きできるようにはなったけれど、思考は日本語でしているから。
 まあ、前にも言ったとおり、あの文字は活字として読むのは疲れる。
 最近は、パンフレット程度は読むようにはなったけれども。

「……まあ、こんなものかな?」

 色々考えた結果、メモに丸印を書き込みつつ、とりあえず妥協点を決めた。

 ・血を混ぜるのは化粧水。ただし、保存性を考えて混ぜたものはすぐに使い切る。
 ・血を媒体にして、アイシャドウと口紅を具現化する。
 ・それらを使って、まずは戦闘の粧を実現してみよう。
 ・それ以外については、別途また考える。

 あまり、考えがまとまってない気がするけれど、これでも数時間はずっと考えた。
 下手な考え休むに似たりという、言葉もあるしこの辺で思考はいったん止めておいた方がいいと思う。

 次は実践だ。

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