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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第21話 トラブル発生 天邪鬼
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かし、この裏路地から逃げ出した。












その後…






放り投げた方から殺気が色濃く出てきて……。



「てっめー!!何しやがる!!人の楽しみ+食事を邪魔しやがって!!死ぬ覚悟はあるんだろうなコラァ!!」

復活した男が怒りを露にしながら 向かってきた。

『おい……』

冷たく鋭い眼で軽くその男を睨みつけた。

「……っ!!」

男は、その威圧感に押されたのか、一瞬男はたじろいでいた。

だが、直ぐにメンチ切ると、

「大体お前も 妖だろうが!人間は俺等の敵だろ?何でその人間の味方をすんだよ!この裏切りモンが!!」

そう吼えまくる。

(いやいや、まず仲間になってないし、今日初めてあっただろうがよ……。)

男の言い分に頭を掻き、若干失笑しながらジャックは答えた。

『……人と妖しは共存できるんだ。それぞれがルールを守ってな。その共存の中で 絆が生まれたら素晴らしい事だろ?お前が言うように完全に敵って言い切ったら どっちかが滅ぶまで争うってのか?ふざけるなってことだ。それに俺は人間を敵だとなんか思っちゃいねえ。』

(元人間だしな……)

男に向かって怒鳴った。


だが、男は…まあ、焼け石に水か、言うだけでとまりゃ…人間同士で争い…戦争だって起きないだろうし…

「…ッは!共存? クソ食らえだよ! 人間は俺のオモチャで食料だ!何いってんだよ馬鹿が!そのオモチャを奪おうってんなら……」

言い終えると……



“メキメキメキッ…………”



骨格が…

っというより、体の全て。

輪郭から変わっていく。


そして…


男は、人間の姿から本来の妖の姿。即ち本性を現した。


「てめえから殺ってやんよー!!」


その姿は大きさにして2,3mは有る赤色の鬼だった。



『はぁ……いきなりこんなとこで正体なんざ見せんなよな。騒ぎになったらどうするんだよ…』

図体ばかりがでかくなった男を見上げながらそう呟く。

(路地裏ってのが この際良かったな…)



『んで? …正体は何だと思ったら天邪鬼か?』



その姿を見てすぐにその正体を理解した。


「ぎゃははは、そうだ!覚悟しろよ?この俺は本性を見せたときの腕力は 数倍に跳ね上がる!さっきのようにはいかねえぞ! 覚悟しやがれ!ぶっ殺してやらぁ!!」


男は、体格差から一気に強気になった様だ。

さっき、自分が?み、持ち上げられた事などすっかり忘れたようだ。

そして…天邪鬼は拳を振り上げ……。



「っはっはは!!!潰
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