第63話 戦いの序章が幕を開けるようです
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時。
「織原先生、動かないで頂けますかな?」
「よぉジジイ、珍しいな。学園長室から出てくるなんて。いい加減日光が恋しくなってきたか?」
「フォッフォッフォ、日光が恋しくなるのはそちらじゃと思うぞい?」
目の前に、学園長室以外では終ぞ見かけないジジイが立った。
Side out
―――――――――――――――――――――――――――――
Side ネギ
シュシュンッ
「わー!ホントに殆ど時間経ってないんだねー。」
「………どういう原理なのでしょう?時空間を歪めて?それとも思考だけを加速……しかし料理に火が通る時間――」
「え、ええと。それじゃあ皆さん。色々予定があると思いますから、解散しましょう。」
ダイオラマから出ると、まだおやつ時と言った時間帯。
挨拶しておこうかとも思ったけれど、家には誰もいないようだったのでそのまま外に出て、三々五々散って行く。
「ネギ、あんたはどうするの?」
「そうですねー。この時間からなら―――」
明日菜さんとパンフレットを見ながら歩いていると、ふと気付く。いや、これは・・・あまりにも、おかしい。
「明日菜さん、静かだと思いませんか?」
「へっ?な、何言ってるのよ。確かにここ、辺り一面林ってか森だから静かだけど……。」
「それはそうですけど、違うんです。静かすぎる……と思いませんか?」
疑問が確信――と言っても、何故、と言う事は疑問のままだけど――に代わり、
困惑顔の明日菜さんの手を引いて、森をすぐに抜け出す。そして目の前に広がるのは、道、屋台・・・だけ。
更にジャンプして確認。そこに広がるのは―――無人の麻帆良学園。
「な、なによこれ。サプライズイベントでもやって、皆そっちに行ってるの……?」
「…………………違います。周囲500mに、一切人の気配がありません。
更に、そう言ったイベントをできる世界樹広場と六つの広場。そして、周辺5kmに人の姿はありませんでした。」
「つ、つまり、どういう……事よ?」
「何らかの方法で僕達は、『異世界の麻帆良学園』に飛ばされたか、あるいは――――」
それは、あまりにも荒唐無稽な話だった。
何故なら、この麻帆良祭に来ていた人の人数は、正午時点で、29万人超。そして学園関係者(生徒含め)20万人強。
「麻帆良学園に居た人……約50万人が消えたと言う事です。」
Side out
Side のどか
「ゆ、夕映、のどか?これは一体どういう事なのかにゃー……と。」
「待つですハルナ。ハッキリ言って超常現象過ぎて私では分析不可能です。
ここは、一端ネギ先生と合流して話を聞くべきです。」
森から帰った私達は、図書館島探険ツアーの係をしに行こうとしたのですが、100mも歩か
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