魔法先生ネギま!
0362話
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が解除されたのを感じ取った。そしてそれにタイミングを合わせたという訳でも無いだろうが、巨大ロボを押さえていた魔法先生や魔法生徒達が突然黒い結界のようなものに包まれたかと思うと次の瞬間にはその姿を消す。
「ふん、貴様はこんな所で高見の見物か?」
そんなやり取りを眺めていると、ふと背後から声を掛けられる。
覚えのある気配に振り返ると、そこには予想通りエヴァとチャチャゼロの姿があった。いつもと違うのは空中に浮いている事だろうか。これも学園結界が消えたおかげだろう。
「ケケケ。オ前ハ参加シナイノカ?」
チャチャゼロの言葉に苦笑を浮かべて頷く。
「超との取引でな」
「……ほう。アクセルを味方にするとまではいかなくても敵に回さない取引か。興味があるな」
「ああ。誰かさんが半壊させて、ヘルマンが壊してくれたマーカーの修理を請け負ってくれてな」
「……」
そっと視線を逸らす誰かさん。
まぁ、あの時はお互いが敵同士だったんだからそう責める気はないんだけどな。
「だが、それにしてはこのイベントは雪広あやかの協力があるようだし、釘宮円、柿崎美砂の2人は湖の付近で随分と活躍しているが?」
そう。桜子に引っ張られていった円と美砂の2人だったが、その2人は湖岸で獅子奮迅ともいえる活躍をしていた。さすがに巨大ロボには手出しが出来なくて素通りさせたものの、椎名のラッキー能力も合わさって3人だけで湖岸の田中タイプを6割、多脚戦車は3割程の撃破に成功している。
「まぁ、あの程度はやってくれないと私が時々とは言え修行を見てやっている意味がないがな」
そう言いつつも、どこか機嫌の良さそうなエヴァだった。
「ちなみに茶々丸は?」
「学園結界ヲ解除シタノハ妹ダゼ」
そうか、そう言えば元々茶々丸を作ったのは超だったな。俺に関して知られたのもそっちからだったし。
そんな風に感心していると、唐突に上空に巨大な超の立体映像が現れて失格弾の使用を宣言する。
「失格弾か。確かにあれを一発食らえばどんな相手でもその場で退場になるな」
「知ってるのか?」
恐らくは魔法先生や魔法生徒達に使われた弾だろう、との予想は出来るが当然その詳細は知らない。
「ああ。一種の転移弾……のようなものだな。正確には時間跳躍弾とか言うらしいが」
「時間跳躍?」
エヴァの口から出たその言葉に、思わずピクリとする。
以前から思っていたが、何らかの漫画の世界の為か時々この世界の技術レベルを越えるような技術がポンと出て来る。田中とか、多脚戦車とか、魔力を感じる巨大ロボとか。
まぁ、自称未来人というのを考えると時間跳躍をする為の技術を持っていてもおかしくはないんだろうが……ラウルやフィオナ、ラージにミズホが
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