新居でまずやることは?
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「もう、お嫁に行けない・・・」
「現に俺の嫁だろ」
あの後俺はなんとか自分の貞操を守り抜き、エリーを起こすことに成功。当のエリーはというと、自分がしたことを理解し、この上ないほど顔を真っ赤にして今は布団に潜っている。
あの後アスナに事情を聞くと、エリーはごく希にとてつもない寝ぼけ方をするらしい。アスナもその被害者で、思い出しただけで震えてくるほどだったらしい。
「ううっ〜。まさかシオンにこんな醜態さらすなんて〜・・・」
「そうだな、アスナに同情するよオレ・・・」
「ううっ〜、言わないでよ〜!」
エリーは可愛らしくポカポカの叩いてくる。
「わるいわるい。でも、なかなか可愛い寝顔だったよ♪」
「っ!!!」
エリーの顔はますます赤くなりしまいには再び布団に潜ってしまった。
「さて、それじゃあ行こーか」
「どこへ?」
「新居」
「だれの?」
「まあ、ついてきな」
そう言って、俺はエリーをつれてとある新居へと赴いた。
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「おーい、いるかー?」
「ここは?」
俺とエリーが来ていたのは第二十二層にあるとある小さなログハウス。ここに住んでいるのは、
「今すぐ開けないと血盟騎士団本部のヒースクリフの部屋の扉みてーにぶち破るぞー!」
「ええっ!」
「ちょっと待て!」
中から大急ぎで出てきたのは、俺の相棒であるキリトであった。そう、ここはキリトとその嫁さんの新居なのである。で、その嫁さんは・・・。
「どしたのキリト君?ってシオン君!それにエリーシャちゃん!」
「よう、アスナ。結婚おめでとう」
「ええっ!なんで分かったの!?とゆーかなんでここが分かったの!?」
「俺のことをなめてもらっては困るなーアスナ」
「えーっと・・・どういうこと?」
「見た通りだエリー。こいつら結婚したんだよ」
「ああ、やっとね・・・」
エリーも納得したようなので俺からもキリトとアスナに報告しようと思った。
「まあ、挨拶がてら俺からも報告するよ」
「何を?」
「結婚したんだよ、俺たち」
「ええっ!」
アスナ、今日はリアクションに忙しいな。
「えっとシオン君と・・・」
「私が」
「へー・・・」
「ちなみに今日の朝は俺の貞操が奪われそうだった」
「それはもう言わないで!」
その言葉にアスナは苦笑いしながら答えた。
「シオン君も大変だったね」
「お前もな・・・」
「アスナー!」
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