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マジカル☆ウィッチルフェイちゃん! 
マジカル☆ウィッチルフェイちゃんとある分身術の開発を開始する
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 入学した9月から早2ヶ月。もうすぐ冬休みです。私は錬金術と北欧の授業以外に参加せずにひたすら魔導書の解析と暗記に努めていました。そのせいか、友達と呼べるのはエリス1人だけです。

「ルフェイちゃん、これ、俺が作った魔導書なんだけど読んでみないか?」

「頂きます」

「あ、私もお願いします」

 ですが、一部の先生達には人気です。先生達は自分で作ったばかりの魔導書を読ませてくれるのです。

「あ、感想文よろしく」

「こっちもね」

「はい、分かりました」

 既に地下4階まで進んでおり、7219冊の魔導書を覚えました。先生達は私に色々と便宜を測ってくれます。例えば、消灯時間を気にしなくてもいいとか、お菓子の差し入れです。消灯時間後、ここに入れば、むしろ先生達がこぞってやってきます。今みたいに。

「あ、明日の4時間目に黒魔術のテストあるよ。場所の関係上、授業中にテストするから」

「5時間目は白魔術ね」

「ありがとうございます。はい、できましたよ」

「改良点はこちらですね」

「成程。確かにそっちの方が良いな。待てよ、これをこうすれば……」

「ねえ、その術式なら私のと組み合わせれば分身を作れない?」

 その言葉に時が止まりました。

「「「……」」」

「ふぅ」

 私は本をパタンと閉じて、改めて2人の先生と向き直ります。先生方も真剣な表情でこちらを見て、お互いに手を出し合って重ねます。

「「「やりましょう!」」

 分身の魔術とかとても便利です。できればNARUTOみたいな影分身のアレがいいです。というか、アレを開発します。それだけで私にも時間的余裕が生まれます。きっと、多分。

「先ずは魔力コストを度外視しましょう」

「そうだな。使用者はルフェイちゃんでいい」

「わかりました。その後、効率化を行って魔力を減らしましょう。それで、目指すのは質量を持ち、学習する分身です」

「それはまた……」

「できるかしら……いえ、やるのね。諦めたら魔術師なんて名乗れないわ」

「これを完成できれば修行が捗ります。先生達は授業と同時に研究に没頭できますし」

 2人の目は蘭々と輝いています。

「どうせなら他の連中も巻き込みましょう」

「そうだな。ルフェイちゃんに世話になってる奴は結構居るしな」

「でも、その場合は特許をどうしますか? 私は別にいりません……あ、少し欲しいですけど」

「どうしたの?」

「日本に旅行しに行ってみたいんですよ」

「流石にそれは親御さんの許可がいるわよ。パスポートの関係もあるし」

「ですよねー」

 残念です。いえ、そうですよね。パスポートが無いと密入
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