マジカル☆ウィッチルフェイちゃん入学式に遅刻する
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うな盛大な式を挙げて頂き誠にありがとうございます。私たちは伝統ある黄金の暁学園に入学の日を無事に迎えられました。真新しいローブを身にまとい、私たちはこれからの学園生活への期待や希望に胸を大きく膨らませております」
存外、この辺は普通じゃの。これなら問題ないかの?
「これからの6年間を黄金の暁学園で過ごす日々の中で、黒魔術、白魔術、北欧魔術、精霊術、錬金術を始め、私たちは様々な技術を極め、それらを統合して新たなる可能性を模索する為、誠心誠意、努力を惜しまず修行に励みます」
まて、全てを極めるつもりかっ!!
しかも、無意識かそれを他の生徒にまで強要しておるぞ!
「また新たな経験をしていくにあたり、各種技術を極めた諸先生方や在学生の先輩方、保護者の皆様にはご迷惑をお掛けすることも、またお力をお借りすることもあるかと思います。その時はどうぞ時には厳しく、そして時にはあたたかくご指導下さいますよう、よろしくお願い申し上げます」
教師や在校生にも要求しよったの。教師の中には顔を真っ赤にした奴も居れば、笑ってる奴も居る。ルフェイクラスの者に指導するならば超一流の者達でしか有り得ないのじゃ。故に笑って楽しそうにしている奴らは本当に超一流の奴らじゃ。
「私たち新入生一同は学園の生徒としての誇りを持ち、家族や先生方、そして今日まで黄金の夜明け団の伝統と歴史を築き守ってこられた先輩方に恥じることのないように一つ一つの行動に責任を持ち、例え生死の堺を彷徨う事になろうとも、魔術を研究し、研鑽を積み。冥府魔道を突き進み、我ら魔術師の悲願である生命の樹の理を解き明かしたいと思います」
自分は生死の堺を何度も彷徨うておるからって、それが当たり前という感覚になっておるんじゃろうな。ひょっとして、他人の魔力が少いのは隠しているからとか、謙遜しているだけとか思っている可能性もあるな。もしくは魔力が単純に低いとしか思っていないのかもしれない。ルフェイの近くで年が近いといえば兄のアーサーじゃが、あやつの魔力は上級魔術師数十人分はあるのじゃが。
「この6年間で私たちはそれぞれの目標に向かって翼をおおきく広げ、夢をつかみます。その為にどうぞよろしく、ご指導の程、お願い申し上げます。本日は誠に有難う御座いました。新入生代表、ルフェイ・ペンドラゴン」
ルフェイの顔にはやりとげた感がありありと出ている。むしろ、褒めてと言わん感じじゃ。マーリンと練習でもしたか?
やつは知ってるはずじゃし……もしかして、これはこの頃腑抜けている魔術師へのテコ入れか?
「うむ。見事な挨拶じゃった。下がって良いぞ」
「はい!」
元気よく返事をするルフェイにわしは一つ聞いてみたい事が出来た。どうせなら、あのマーリンに乗ってやるわい。
「お主の
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