魔法先生ネギま!
0361話
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「ね、美砂。その場合って私達何をしてたかな?」
「どうだろ? ネギ君がいるって事は魔法関係に巻き込まれ……いや、それはアスナとかで止まってるか。じゃあ普通に生活してたんじゃないかな。今時の女の子らしく」
円と美砂の会話を聞きつつ、たこ焼きを1船購入して爪楊枝で口の中へ。
外はカリッと、中は……ボソッと。火を入れすぎだな。タコはそれなりに大きいが肝心の中身がボソボソなのはちょっとな。
「ね、アクセル君はどう思う? もしアクセル君が来てなかったら」
美砂の言葉に、自販機で烏龍茶を買って外れのたこ焼きを流し込むようにして胃に収めながら考える。
もし俺が来ていない時の円と美砂……か。
「そうだな、確かに美砂の言う通り普通に生活して、普通に卒業して……円は国家公務員、美砂はホテルとかで働いてる……とかはどうだ? まぁ、あくまでも予想と言うかなんとなくそんな感じじゃないかと思っただけだが」
「あー、円が国家公務員とかいうのはちょっとありそうだよね。意外に安定志向だし」
「それなら美砂だって流行の職業だから、とかいう感じで決めてそうじゃん」
何となく口に出した意見だったんだが、妙にピンと来たらしい。じゃれ合うようにお互いがお互いの未来予想を口に出している。
「まぁ、結局俺は来たんだから今更言っても意味が無い話だけどな」
「そうだね。アクセル君はここにいるんだし……ね!」
そう言いながら美砂が俺に抱きついてくる。幸いたこ焼きもフランクフルトも烏龍茶も既に手元になかったからいいが、もしまだ持っていたら落としていたかもしれない勢いだった。
「ちょっと、美砂!」
「きゃー。くぎみーがいじめるー」
「あー、もうっ! 何回同じネタをやるのよ!」
そんな風に屋台を冷やかし、大学のサークルがやってる玉当てゲームとかいうので見事に命中させて食券を貰い、とやっているうちに妙に混雑している世界樹広場へと辿り着く。
「……なんだ?」
「さぁ? 麻帆良祭の予定だとこの時間にここでやるイベントとかは無かった筈だから、突発的なゲリライベントか何かかな?」
美砂の声に疑問に思いつつも道を進んでいくと、そこには見覚えのある連中が何かのチラシを配っていた。
「ゆーな?」
「まき絵も。何やってるの?」
そう、そこにいたのは3-Aの面々。本来なら教室でお化け屋敷をやってる筈なのだが、何故かこの世界樹広場に集合していたのだ。
「お化け屋敷のチラシか?」
ネギと仲がいい為に未だに俺に対する苦手意識を持っている佐々木ではなく、明石へと尋ねる。
「違う違う。実はネギ君の頼みでいいんちょが急遽学園かくれんぼからイベント変更するって言い出してさ。はい、これ」
渡されたチラシには『
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