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ニュルンベルグのマイスタージンガー
第一幕その十二
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「そうですな。それはどうも」
 コートナーがベックメッサーのその言葉に応えて言ってきた。
「私達を娘さんの配下に置くようなものでして」
「やはりこれは危険ですな」
 また言うベックメッサーであった。
「このような事態は」
「娘さんが賛成されなければです」
 コートナーはまた言った。

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