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ストライクウィッチーズ1995〜時を越えた出会い〜
第二十一話 オペレーション・マルスA 〜終幕〜
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「いつでもいいよ!!」
先陣を切ったのはバルクホルンとエーリカだった。世界でも五指に入る屈指のエースが、果敢に敵陣へと切り込んでいく。
「なんて数だ……これほどの戦力をネウロイは持っていたのか……!!」
「全然減らないよトゥルーデ!!」
「いいから敵を倒せ。勲章が向こうから押し寄せてくると思えばいい!!」
二人が切り開いた道に仲間たちも続いてゆく。大和を守り、可能な限り敵戦力を減衰させる。果てしなく無謀で無茶な作戦を、しかしウィッチである彼女らは決して不可能だとあきらめはしない。
「行こう、リーネちゃん!!」
「うん。援護は任せて、芳佳ちゃん!!」
「わたくしたちも後れを取るわけにはまいりませんわ!! 行きますわよ、和音さん!!」
「了解です、ペリーヌさん!!」
突撃の瞬間を待つ大和は、その瞬間が来るまでは全くの無防備だ。
大型戦艦の最大の死角である正面から突破を試みたネウロイを、リーネの正確無比な狙撃が片っ端から撃ち落してゆく。わずかに突破に成功したネウロイも、上空から奇襲をかけた和音とペリーヌによって尽くが撃墜された。
「大和は絶対に撃たせないんだから!!」
もはや数える事すら馬鹿馬鹿しいほどの火線を宮藤のシールドが正面から受け止める。
防御と回復に置いて右に出る者のいない宮藤の真価がこれ以上ないほど発揮された瞬間だった。小型ネウロイ程度の攻撃では、宮藤のシールドを貫くことは叶わない。
「援護しますわ、宮藤さん!!」
「やらせるもんかっ!!」
「芳佳ちゃん、頑張って!!」
大和に肉薄するネウロイを四人が退けているその時、上空でも激しい戦闘が展開されていた。
「さあ、準備はいいか? 行くぞルッキーニ!!」
「まっかせなさ〜い!!」
501部隊最速を誇るシャーリーが、腕にルッキーニを抱えたままスロットル全開で敵陣へと突っ込んでいく。凄まじい風圧に敵が連携を乱したところで、シャーリーは抱えていたルッキーニを放り投げた。
「そーれ、っと!!」
「わたしのロマーニャから出ていけー!!」
目にも止まらぬ高速戦闘と抜群のコンビネーションが、次々とネウロイを破片へと変えてゆく。しかし、それでもなお敵の戦力に変化は見られない。
「……敵ネウロイの反応、依然多数が健在。巣から増援を送っています」
「サーニャ、右に避けるゾ」
「……連合艦隊へ。敵増援多数。艦隊を密にしてください」
「サーニャ、今度は左に避けるんダナ」
ウィッチ隊の――いや、今や連合艦隊全体の目として自らの力を十全に発揮しているのがサーニャだった。魔導針にかかったネウロイの情報を素早く共有し、かつ部隊間の通信中継までになっているのだ。
その間、ほぼ無防備と言っていい状況に
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