第五章 StrikerS編
第百三十六話 『ヴィヴィオという少女』
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
街地での戦闘が見られていたみたいで、地上本部にそう言う動きがあるみたいなんよ」
「地上本部の査察はかなり厳しいって話だよ…」
「うう…うちはただでさえツッコミどころ満載の部隊やしな。
隊長陣しかり、サーヴァント達しかり…」
「いま、配置やシフトの変更命令が出たりしたら結構致命的だよ…?」
「ううん…なんとか乗り切らなアカンな」
それではやてにある事を聞こうと思う。
前々からはやてが隠していた六課の設立の真の目的。
「ねぇ、はやて…?
これは査察対策にも関係してくるんだけど、六課設立の本当の理由、もう聞いてもいいかな?
知ってそうなシホもまだ教えてくれないし…」
「…そうやね。
まぁ、ええタイミングや。
今日これから聖王教会本部、カリムのところに報告に行くんや。クロノ君も来るよ」
「クロノも…?」
「なのはちゃんと一緒についてきてくれるかな?
そんときにまとめて話すから。私とシホちゃんが秘密にしてきたこと…。
サーヴァント達にも教えといたほうがええからダブルセイバー、ランサー、ファイターのみんなにも付いてきてもらったほうがええね。
それと緊急の事態に備えてアルクェイドと志貴の二人も六課に来させておいた方がいいと思うんよ」
「そんなにやばめな事なの…?」
「念のための保険や。
…まぁ、アルクェイドはミットチルダは地球じゃないから、少し補正がかかってそんなに本気は出せへんけど、それでも十分強いからな〜」
そうだね。シホ曰く『本気を出せなくても私達をサーヴァント達も含めて余裕で完封できる』という話だし。
「そっか。それじゃ、なのはにシホは戻っているかな?」
画面を操作してなのは達に通信を繋げてみた。
すると突然泣き声が聞こえてきた。
何事だと思ったらあの保護された少女がなのは達とフォワードメンバーの中で大声で泣いていた。
いや、本当になんの事態…?
「あの…なんの騒ぎなの? なのは」
『あ、あの、フェイト隊長。実は…』
なのはがなにかを伝えようとしているけど代わりに女の子が、
「いっちゃやだー!!」
なにやら駄々をこねているようだ。
それで私達もなのは達のところへ向かってみた。
「あ、はやてにフェイト…」
「八神部隊長…」
「フェイトさん…」
みんなが困った顔で見てくる。
「エース・オブ・エースにも勝てへん相手はいるもんやね〜」
はやてがのんきにそう言っている。
《フェイトちゃん、はやてちゃん。あの、助けて…》
なのはからの救援要請が念話で聞こえてくる。
それで私が助けようと思ったけど、そこにちょうどいい感じで士郎さんとキャスターがシホに呼ばれたのだろう、部屋にやってきた。
「シホから騒ぎがあると聞いたからやってきたが
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ