アインクラッド 後編
極夜の入り口
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ながらマサキは呟くと、ふらふらと立ち上がった。意味はない。ただ、とりあえず信用回復クエストを受けて、とりあえず攻略に参加して、とりあえずの日々を過ごす。言うなれば、ただの惰性。
玄関のドアを開けると、地面の雪に反射した陽の光がマサキの眼を灼いた。マサキは目元に手をかざしながら覚束ない足取りで歩き出す。
降り積もった柔らかな雪がマサキの足音を静かに消して。――まるで、マサキの存在自体が薄れていくみたいだった。
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