第二十七話
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飲むに限りよッ!! 飲むよ魅魔ッ!!」
「よっしゃァッ!!」
「……三日連続だよな……」
俺は溜め息を吐いた。少し出掛けるか。此処にいたら翠香に捕まるしな。
「少し出掛けるからな」
「うん、分かったぁ……」
俺の問い掛けに霊夢がそう答えてくれた。
「ま、散歩とするか。暑いけどな」
俺は飛翔した。さて、適当に幻想郷を回るかな。
「お、あれはチルノと大ちゃん?」
妖怪の山から反対の方向へ飛行していると同じくチルノと大ちゃんが飛行していた。
「あ、誠兄ちゃんだ」
「こんにちわです誠さん」
「おぅ、ところで二人は何処か行こうとしているのか?」
「うんッ!! 幽香の家だよ」
幽香?
「太陽の畑を管理している風見幽香さんの家に行こうとしていたんです」
「風見幽香……あぁ」
確か……花の妖怪だったよな。
「誠兄ちゃんは会った事ある?」
「いやないな」
「それなら一緒に行こうよッ!!」
「……いいのか大ちゃん?」
「はい、私は構いませんよ」
というわけで行き先は太陽の畑へ向かう事になった。
「幽香ぁ〜」
「いらっしゃいチルノ。それに大妖精も……あら?」
太陽の畑のど真ん中のところに一件の家が建っていた。その庭で一人の女性が優雅にお茶を飲んでいた。
「貴方は……」
「どうも初めまして。博麗神社に居候をしている八雲誠です」
俺は頭を下げる。
「あら、躾られているわね。私は風見幽香、四季のフラワーマスターとも言われているわ。それに大妖怪ともね」
「は、はぁ……(何か嫌な予感がするなぁ……)」
風見さんはそう言いながら俺をなめ回すような視線で見ていた。
「……フフフ♪」
突然、風見さんが笑いだした。
「どうしたの幽香ぁ?」
チルノが笑う風見さんに不思議そうに言ってくる。
「ちょっと面白い事があったのよチルノ」
風見さんはそう言って俺に視線を向けた。
「貴方……強いわね」
「……なんの事だ?」
「惚けるのは止しなさい。貴方の身体から血の匂いがするわ」
多分それはフランちゃんをシバいた時かと……。大量に返り血を浴びていたようだしな。
「気が変わったわ。貴方、私と勝負しなさい」
「へ?」
風見さんはそう言って日傘を俺に向けた。ん? あの日傘、石突の部分が穴が空いてるな……。
キュウゥゥゥゥンッ!!
こ、これは某宇宙戦艦の必殺武器……。
「とぅわァッ!!」
俺は咄嗟に避けた。直後にレーザーが地面に直撃した。
「……マジで?」
「さぁや
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