魔法先生ネギま!
0360話
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かもしれない対立。……いや、麻帆良祭については近右衛門からの依頼を受けていないんだからそうなる可能性はそれ程多くはない……か? まぁ、いざという時にこちらに泣きついてくる可能性が無いとは言えないが。
そして超の言葉に従わない場合。その場合のメリットは魔法使い側のと関係強化。デメリットはマーカーの修理が出来なくなる事、か。
メリット、デメリットの両方で考えた場合は明らかに超の言葉に従った方がメリットが多い。いや、だからこそこの取引を持ちかけてきたか。
「……確認しよう。明日、動かないというのはあくまでも俺だけだな?」
「そうネ。本音を言えば私の側について欲しいとも思うが、それが無理だと言うのは理解しているヨ」
「だろうな。俺に出来るのはあくまでもどちらにも手を貸さない。最大限の譲歩でそうなる」
「という事は、こちらの取引を受けて貰えると判断してもいいのかナ?」
「ああ、いいだろう。超鈴音、お前との取引は成立だ。明日1日、俺は麻帆良からの依頼は受けない」
こちらの言葉を聞いた超が手を差し出して握手を求めてくる。
「取引成立の記念のようなものネ」
「一応言っておくが、動かないのはあくまでも俺だけであって他の面子についてはノータッチとさせてもらうぞ」
「それでいいヨ。何しろアクセル坊主は最大のイレギュラーだからネ」
超の差し出した手を握り、握手が成立する。同時に取引も成立した訳だ。
「マーカーについてだが、麻帆良祭が終わってから葉加瀬の所に取りに行って欲しイ。可能な限り修理して葉加瀬に渡しておくヨ」
「ん? 取りに行くのはお前にじゃないのか?」
その疑問に小さく首を振る超。
「私の計画が上手く行けば、殺人的な忙しさになってアクセル坊主に会う暇はとてもじゃないが作れないと思うヨ。それに失敗した場合は……恐らく私は本来いるべき場所へと戻ってるからネ」
「世界に対する魔法バレが成功しようが失敗しようが、もうこうしてゆっくりと話は出来なくなる……か」
「そうネ」
「ちょっと残念だった。今更だが超とはもう少し話しておくべきだったかもな」
そんな俺の言葉に、今まで浮かべていたアルカイックスマイルを完全に消し去って苦笑を浮かべる。
「全く、委員長を始めとしてクラスの4人を誑し込んでおいて私まで口説く気カ? あ、いや誑し込んだのは5人、か。女誑しもいい加減にしておかないと刺される所じゃ済まないヨ?」
「……いや、そういうつもりはないんだがな」
超の言葉に思わず脳裏に浮かんだ4人。……いや、5人目ってのは誰だ?
まぁ、あの4人の事だ。俺が動かなくても自分で判断して動くだろう。それに動かないなら動かないで構わないと思っている俺もいる。
全世界に対する魔法バレ。念動力が半ばオープン
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