魔法先生ネギま!
0360話
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「だろうな」
あの機械音痴のエヴァに、この時代としてはオーバーテクノロジーと言ってもいい茶々丸のメンテナンスが出来る筈も無い……待て。ちょっと待て。メンテナンス? それはつまり。
「おや、気づいたかナ? そう、メンテナンスをする以上はどういう行動を取った結果どのように損耗しているのかというのを調べる必要があル。つまりは……」
「俺が麻帆良に来て以降、茶々丸の前で喋った話や見せた物は筒抜けだった訳か」
「一応言っておくと、茶々丸は最初データを見せるのを抵抗したヨ。それを強制的に見たのは事実。また、その件について他の者達に漏らすのを禁じもしタ」
「……何故、そこまで俺を警戒する?」
「例えば修学旅行。フェイトと名乗る者と戦うのはアクセル坊主ではなくネギ坊主だっタ」
……何?
「上級悪魔、ヘルマンの襲撃。本来の歴史ではその撃退をするのはアクセル坊主ではなくネギ坊主だっタ」
「……」
「私の言いたい事が分かって貰えたかナ?」
「本来の歴史。そういう言葉が出て来るという事は……」
「そウ。もう予想出来たと思うが答え合わせといこうカ。私の正体ハ?」
「未来人、または俺と同じような平行世界の住人」
「正解。まぁ、正確に言えば前者だけどネ」
未来人、か。
「それでその未来人だというのと条件云々はどんな関係が?」
「おヤ? 思ったよりも驚いてくれないネ」
「当然だろう。異星人やら怪物やら、俺が今まで戦ってきた相手に比べれば未来人? それがどうした? というのが正直な所だ」
インスペクターやアインスト、エアロゲイターに比べれば未来人がいても対して驚きは感じない。
そんな俺の台詞に、呆れたような表情をする超。
「怪物とか異星人とか……アクセル坊主の世界はどれだけ危険な世界ネ……まぁ、いい。それで早速条件についてだガ」
「ああ。条件は?」
「単刀直入に言おウ。明日1日だけでいいから、麻帆良の味方をしないで欲しイ」
「つまり、何らかの騒ぎを起こすと?」
「そうネ。魔法の存在を世界に公表すル」
「魔法の存在を? 確かこの世界では魔法には秘匿義務があるという話だったが……それを意図的に破ると?」
「さすがにどういう手段を使うのかは教えられないが、そうする事で確実によりよい未来を掴み取れる筈ダ」
よりよい未来、か。まぁ、そうだろうな。わざわざ過去まで来て歴史を変えようと言うんだ。恐らく未来で何らかの事件なり事故なりが起こるんだろう。
「……どうかナ?」
こちらの様子を探るような超の言葉に、30秒程考える。
超の言葉に従うメリットは、マーカーが修理出来る可能性が高い事だ。それは即ち、ホワイトスターへと戻れる可能性が高くなる。それに対するデメリットは魔法使い側との間に起きる
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