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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第125話】
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もぅ、ラウラが出てこないんなら僕、ヒルトと未来、三人で遊びに行っちゃうよ?」

「な、なに?」

「な、なぁシャル、何で俺は入れてくれないんだ?」


流石に置いていかれるのかと思ったのか、ラウラの声に焦りの色が見える。

そして、一夏の訴えをスルーするシャル――まあ、休みに邪魔されたりしたからまだ怒ってるのだろう……哀れ、やはり邪魔すれば馬に蹴られるって事だな。


そんなシャルは、俺と未来の手を取ると、波打ち際へと誘う――と、慌てたラウラが。


「ま、待てっ。わ、私も行こう」


まだバスタオルを被ったままの状態で近づくラウラ――そんなラウラを、一夏が。


「その格好のまんまで?」


――と、誰もが思っていた事を真っ先に言った。

流石にその指摘はもっともだったのでラウラは――。


「ええぃ!貴様に指摘されるまでもない!脱げばいいのだろう、脱げば!」


はんばやけくそ気味に、被っていたバスタオルを数枚かなぐり捨て、砂浜に落ちる。

そして、そこから現れた水着姿のラウラが、真夏の陽光の下に現れた。

だが、その水着が――。


「わ、笑いたければ笑うがいい……!」


そう顔を真っ赤にし、叫ぶラウラ――。

その水着姿というのが黒の水着でレースをふんだんにあしらった物だ。

パッと見ると、それは大人の下着――セクシー・ランジェリーと呼ばれる物に見える。

そして、多分シャルがやったのだろう――いつも飾り気のない伸ばしたままの銀髪は左右で一対のアップテールになっている。

……普段のラウラとまた違って、この姿のラウラは正直可愛く、いつも二人で居るときよりももじもじと落ち着かなさそうにしているラウラが、そう思わせていた。


「おかしな所なんてないよね、皆?」

「うん、ラウラ――すっごく可愛いよ?思わずギューッてしたくなっちゃう。――てか、しちゃう!」


そう言った未来が、ギューッと抱き付いた。


「わわっ――未来、いきなりそんな事されたら私も困る……」


――とはラウラが言うが、嫌がる素振りは見せず、いきなりの行動に戸惑っている様に見えた。

困ったようにラウラが俺に視線を向ける。



「そのまま抱き締めればいいさ。未来も、お前ともっと仲良くなりたいんだよ」

「……だが、私は…」

「もしかしてラウラ……前に組んだ時の事気にしてる…?私ならもう気にしてないよ?」


抱きついていた未来が、一旦身体を離し、ラウラを真っ直ぐに見つめる。


「……もう誰も、あの時の事を言うやつは居ないから気にするなってラウラ。――まあ、一夏と篠ノ之の乱入は文句ありまくりだがな」

「な、何でだよ
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