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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第125話】
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も無い名称で呼ぶことにする。


「よう、シャルとバスタオルお化けじゃないか――てか、その身長だとラウラか?」

「…………!?」


びくっと反応するバスタオルお化け――この反応からすると、ラウラの可能性が高くなった。



「ヒルト、よくわかったね?――ほらラウラ、出てきなってば。大丈夫だから」

「だ、だ、大丈夫かどうかは私が決める……」

「わっ、ほんとにラウラだ――ふふっ、ヒルト凄いね?」

「からかうなよ、身長的に何となくラウラかなって思ったんだ。」

「よ、嫁なら私がどんな姿だろうとわかる……はずだろう……」


未来が感心したように俺に言う――俺は否定するが――というか、何となくそんな気がしたという頼りない直感だから褒められたものではない。


――と未来とやり取りしてると、また弱々しい声がバスタオル越しに聞こえる――言った通り、ラウラだった。


「よぅ皆、なにやってるんだ?」

「ん?何だ、一夏か……ラウラが恥ずかしがってるだけだよ――てかお前、鈴音の側に居た方がいいんじゃないか?」

「え?――アイツにもそう言ったけど平気って言ってたからな…」

「……まあ後で様子ぐらい見てやれよ?幼なじみだろ?」

「あ、あぁ。わかってる」



それだけを言うと、俺は一夏から視線を外してシャルとラウラの方へと移す。


「ほら、せっかく水着に着替えたんだから、ヒルトに見てもらわないと」

「ま、待て。私にも心の準備というものがあってだな……」


そうラウラがもじもじしながら言う――そんな様子を見た一夏が。


「いいじゃんラウラ、別に変な水着じゃないんだろ?」

「う、うるさい!貴様には関係ないだろう!」


――と、まだ一夏を許せないラウラが噛み付く。

……まあ根は深いのだろう…一夏のせいでは無いが、ラウラとしては尊敬する織斑先生の二連覇を、一夏が誘拐された為に逃したのも事実……。

――結論から言えば、誘拐犯が一番悪く、次点で日本政府が悪いのだが。

てか日本政府も普通、日本代表の家族の身の安全を確保するぐらいはするだろうに――他国はそういうことを確りとしていて、SP的な人を周辺警護させていたようだが。


「まあまあ、一夏も今はあんまりラウラに何か言わない方が良いぞ?」


とりあえずそれだけを一夏に告げる。

……まあ、多分本人はすぐに忘れてまた話しかける→ラウラ怒るのループだろうが。

――何気に鶏頭なのだろう、一夏の頭は。

事実、さっき俺が腹部に蹴りを入れたのもけろりと忘れているようだし。



――と、いつまでもバスタオルを被ったラウラに対して、シャルが――。



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