魔法先生ネギま!
0359話
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名前で効果が分かるようにっていうか……」
「いや、まぁ、非合法な品じゃないのならいいんだけどな。……で、長谷川は何でこっちの出来事に首を突っ込んでるんだ? またバレたのか?」
「あ、あう……」
「アクセルの兄貴、今回に関してはネギの兄貴は全く悪くは無い! ……とは言わないが、アクセルの兄貴にも原因はあるんですぜ」
「何?」
カモの台詞に眉を顰めて事情を聞くと、どうやら麻帆良武道会での試合を見ていて自分で魔法の存在を突き止めたらしい。
……確かにそれだと俺にも原因が無いとは言えないな。
何しろ武道会で優勝したという事は、俺が一番多く試合をこなした事の証明でもある。まぁ、試合数に関しては目の前にいるネギも変わらないのだが。……いや、古菲との戦いで不戦勝だった事を考えるとやっぱり俺の試合回数が一番多いのか。
「つまり長谷川は朝倉と同じような立場になるのか?」
「まだどうするかは聞いてませんが、恐らくは」
俺の言葉に頷くネギ。
なんつーか、えーっと……クラスの面々を頭の中で数えていく。すると、既に魔法に関して知らないという面子は10人を割っているのに気が付いた。
いっその事、クラス全員に魔法をバラしてしまえばいいんじゃないのか?
「ちょっ、朝倉と同じ立場ってなんだよ」
「その点は後で説明します。それよりアクセル君といいんちょさんも釘宮さん達の応援に来たんですよね?」
長谷川の話をスルーしながら話し掛けてくるネギ。その様子には麻帆良祭前に感じていた俺に対する隔意は無いように見える。まぁ、あの戦いで自分自身に対して色々と納得したのだろう。
「だな。お前達も行くか?」
「うん、そのつもり。担任としてやっぱり晴れ舞台にでる皆の応援はしたいしね」
そう言いながらネギ達と共に控え室の方へと進んでいくと、やがて『でこぴんロケット』と書かれた紙が貼られているドアを発見する。
「ここみたいですね」
ネギの言葉に頷き、ドアをノックする。
「はーい、どうぞー」
中から美砂の返事が聞こえ、ドアを開ける。
「あ、アクセル君。どう、この格好」
ステージ衣装なのだろう、着ている服を自慢気に見せてくる。
「ああ、よく似合ってるな」
ネクタイをしているせいか、微妙にスーツっぽいイメージもあるが。
「でしょ? 円、アクセル君が来た……よ? あれ、そっちの3人は? あ、確か亜子の……ナギさん、でしたっけ?」
大人になったネギをみながら首を傾げる。
「……あれ? 改めてナギさんの顔を見ると、どこかで見覚えのあるような……あぁっ!」
何かに気が付いた美砂が口を開こうとしたのを、咄嗟に塞ぐ。
「んー、んんーっ!」
「何が言いたいか分かるけど
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