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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
四十七話:明日のために
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「……おい。何の話だ」
「え?だから、好きな()の、タイプでしょ?」
「漢字がおかしかっただろ、今」
「おかしくないよ。何も、おかしくないよ」

 ていうか漢字で聞き取るな。

「……お前。ドーラって、さ。女だよな?」
「そうですが、なにか?」
「……女が、好きなのか?」
「可愛い女の子は、大好きですけど?」
「……そういうんじゃ、無くて。つまり、その……恋愛対象として」

 なんで、そんな聞きにくそうなの?

「そうできたら、それでも良かったんだけどねえ。さすがに女の身体のままでは、無理だったわ」

 男に生まれてれば、身体に引っ張られてなんとかなったんじゃないかと、推測してるんですがね。
 返す返すも、惜しいことをした。

「光源氏のような、性別を完全に超越した、博愛主義は……私には、無理だった……」
「……」

 心だけならともかく、体も、ってなるとね……。

 まあ、でも、プラトニックであるからこそ?
 清く正しく美しい、全方位ハーレムも、実現できるってもんですよ!
 精神的に愛し愛される、イケメン美女ドーラちゃんを囲む会!

 パパンとママンの可愛い娘、ドーラちゃんがビッチキャラとか、全く有り得ませんし!

「大丈夫!マリアさんにはちょっかいかけないから!」

 お互いの、幸せのために!
 邪教に惑わされ、奴隷の身に落とされてなお、清い心を失わない、清楚なシスターとか。かなり惜しいですけれども!
 ……まあ仲良くなるなら、結婚後でも十分だしね!!
 浮気じゃないよ?だって、同性だもの!プラトニックだもの!!

「……お前ってさ……。割と、残念なヤツなんだな……」
「なにそれ?褒めてるの?」

 残念な女で恋愛対象外と認識してもらえるなら、大歓迎ですけど?
 むしろ、狙ってますけど??

「褒めてねえよ、確実に」
「そう。どっちでもいいけど、まあそういうことだから。……負けないからね!」
「どういうことだよ。わかんねえよ、全然」
「わかんなければ、いいよ」

 そうして油断してる間に、イケメン力をひとりで高めてやる!

「全くわからんが、つまり。恋愛対象は、男なんだな」
「そうなるかな」

 残念ながら、結婚しても良さそうな男性には、まだ巡り逢えてませんけれども。
 フロルスくん(仮)に望みをかけてるところだけど、でもやっぱりフローラさんにも会いたいしなあ。どっちでもいいんだけど、別に。
 世代が合えばピピンとかでも、面白くていい気がするんだけど。それはあっちが可哀想だよね、年齢差的に。
 アンディにはフローラさんを幸せにしてもらわないといけないし、フロルスくん(仮)がいれば用は無いし。まあ、無いね。

 とは言えゲームならモブ
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