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マジカル☆ウィッチルフェイちゃん! 
マジカル☆ウィッチルフェイちゃん学校へ行く
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。家がお城だったと知ったのもついこないだです。自業自得ですが。

「入学式は明日だから、寮に向かうぞ」

「はい。私の寮はどこでしょうか?」

「それは受付で分かる」

 お兄様と一緒にお城に入ると、小さな子供達が並んだ列がありました。お兄様がそこに並んだので、一緒に並びます。しばらくすると、私たちの番になりました。

「おい、なんでお前が並んでんだよ?」

「妹のだ。これだ」

「妹さんか」

 どうやら、生徒が運営を手伝っているようですね。その人は私を見てきました。お兄様は私を隠すように移動しました。

「ルフェイ・ペンドラゴン。ドラゴン寮だとは思うが、どうだ?」

「ええっと、確かにドラゴン寮だな。部屋は女子寮の最上階の4号室……何やったんだよ?」

「俺にはわからんが、ルフェイは特別だからな。母さん達が何かしたんだろう。ルフェイ、行くぞ」

「はい」

 不穏な言葉が聞こえましたが、気にしないようにしましょう。それから、ドラゴン寮なる場所に向かいました。



 ドラゴン寮は巨大な塔です。この学校は塔を寮にしているようですね。その中に入ると、先ずはサロンになっているみたいです。

「男子寮が右で、左が女子寮だ。悪いが、ここからは入れない。自分で荷物を持って行ってくれ。といっても、ルフェイなら強化魔法で余裕だろうが」

「わかりました」

「部屋は最上階の4号室だ。何か分からない事が有れば、あそこから連絡が取れる」

 お兄様の指差した場所には、伝達の魔法陣が壁に書かれていました。それは女子寮の方にも有ります。

「俺の部屋番号は33番だ」

「分かりました」

 私は女子寮の方の階段を登って行きます。今いるのは殆どが新入生とお手伝いの生徒のようで人があまりいません。明日のお昼ぐらいに人が沢山くるはずです。お兄様も去年はそれぐらいに出ましたし。何が言いたいかというと、登る毎に人が少なくなっていきます。最終的には1人になって、しばらく登り続けました。

「ここが、最上階ですね」

 10階も上がるのは大変です。頑張って上がったら、扉が4つありました。それぞれに数字が振られているので、私は4番の扉に触れます。すると、魔法陣(術式)が起動して、私の魔力波長を調べました。その後、扉が開かれました。中は広く、10メートル四方の部屋です。ソファやテーブル、勉強机など、家具は全てアンティークの高級品で、多数の本棚があったり、大きなタンスも有ります。

「豪勢な部屋ですね」

 何より、部屋の一部には転移術式の魔法陣が描かれています。行き先を調べると、家にある私の寝室とサロンになっていました。つまり、アレですか。この部屋の最低条件は転移魔術が使える事ですか。私はルフ
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