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マジカル☆ウィッチルフェイちゃん! 
マジカル☆ウィッチルフェイちゃん学校へ行く
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持ってなかったみたいだな」

「はい……残念です。仕方無いので奪う事にします」

「……そうか、そんな方法も……」

「冗談ですよ? 今のところは」

「せめて犯罪者からにしておけよ」

 生き残る為には犠牲が必要なら、支払いますよ。なので、神器は後回しです。術式はレイナーレの時に分かりますしね。





 それから4時間くらいで駅に到着しました。

「ほら、降りるぞ」

「はい」

 お兄様は私の分の荷物も持ってくれたので、楽に外に出れました。外に出てわかった事は、そこは田舎のようなのどかな場所でした。

「お兄様、ここからどうするのですか?」

「ここからはボートか馬車だな。あそこに見える城が学校だ」

「アレが……」

 学校はかなり大きいです。西洋の城をそのまま使っているので当然でしょうが。城の周りには大きな湖が広がっていて、橋で陸地と繋がっています。

「ルフェイはどっちがいい?」

「そうですね……ボートがいいです」

「じゃあ、こっちだ」

 お兄様の案内に従って、ボート乗り場へと向かいました。列に並んで待っていると、直ぐに順番が来て、乗ることができました。

「お兄様、オールが有りませんよ?」

「これは自動だ」

 お兄様が魔力を流すと、ボートは勝手に動き出して、城へと進んでいきます。私も魔力を込めてみようかな。

「魔力を込めれば込める程早くなるから、ルフェイは止めろよ」

 残念、止められてしまいました。仕方無いので、湖に手を入れて冷たさを感じます。

「お兄様、少しくらい……」

「駄目だ。お前の少しは俺の全力より多いからな」

 私の最小単位が1だとすれば、お兄様の単位でいうと万とかになるみたいです。

「ほら、もうすぐ着くぞ」

「はい」

 そんなこんなで、船着場に到着したので、荷物を下ろして階段を上がって行きます。私は私自身とお兄様に身体強化を施します。

「……」

 お兄様はなんともいえない顔をしていました。

「どうしたのですか?」

「いや、こうも実力が違うとなると、やはり俺は聖剣一筋でいいと思える」

「?」

「気にするな」

 お兄様はさっさと私とお兄様の荷物を持って登って行きました。私もその後を追っていきますが、他の皆さんは苦労しているようです。ですので、皆さんにも広範囲化した身体強化をかけてあげました。その後、お兄様を追って走ります。
 そして、城門に着いた私は感想を言ってみます。

「大きいですね」

「そうか? 家と同じだろ」

「そうですけど、私は家の全貌を知りませんから」

「それもそうか」

 部屋に監禁されていた私は知りませんよ
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