マジカル☆ウィッチルフェイちゃん学校へ行く
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
術のお浚いをしてから魔力暴走を起こして眠りにつきました。
次の日、お母様やお父様、お兄様と食事を取り、駅へと向かういました。駅にある特殊な隠されたホームが有り、そこでお兄様と一緒に列車に乗り込みます。まるでハリポタみたいです。ボックス席の一つに座り、私は魔導書を開いて読み出しました。
「ルフェイはよく、そんなの読めるな……頭が痛くならないか?」
「私は平気です。魔力で脳を守っていますから」
「膨大な魔力のなせる技か」
「むしろ、私にとっては聖王剣コールブランドを使えるお兄様の方が羨ましいですけど」
「そうか。でも、まだ使いこなせないしな。やっぱり、俺も魔力がもっと欲しい」
私たちは互いに無い物を求めています。聖剣の因子は残念ながら私には無いですから。でも、まだ希望はあります。神器を私が持っている可能性だってあるんです。原作では持っていないみたいだったので、可能性は低いですが。それになくても、いっそ犯罪者から奪ってしまえば、大丈夫です。術式がわからないので、どうしようも無いですが。
「ん? 車内販売か。ルフェイは何か居るか?」
外から車内販売を知らせる声が聞こえてきました。
「それじゃあ、グレープジュースで」
「わかった」
それから、お兄様がジュースとお菓子を買ってくれました。妹に優しいお兄様は好きですよ。
「っと、俺はちょっと知り合いに挨拶をしてくる。知らない奴が来ても開けるなよ」
「はい。いってらっしゃいませ、お兄様」
「ああ」
ただ、過保護な面も有りますが。それはさておき、お兄様がいなくなった今がチャンスです。
「確か、初めて発動するときにはまず腕を上にかざして最強の存在を想像するんでしたっけ」
私がイメージするのは生まれたときから魔法使いであり、知識と日陰の少女、動かない大図書館、得体の知れない魔法の元、花雲の魔女と言われる存在。
「そう、パチュリー・ノーレッジ」
さて、この次はたしかゆっくりと腕を下ろして、そのままその最強が最も強いと思える姿の真似をするんですよね?
「むきゅ?」
何も起こりません。すごく恥ずかしいです。ええい、次です!
色々と試しましたが、全然出てきません。
「何やってんだ?」
「はぅっ!?」
しかも、やってる最中にお兄様が帰ってきて、生暖かい目で見られました。人の事言えないくせに。
「えっと、これは……その……」
「うんうん、わかるぞ」
「違いますからね! 神器を持ってるか試しただけなんですから!」
無茶苦茶恥ずかしいのです。
「ああ、成程。神器は
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ