常盤台中学襲撃事件
Trick37_ア〜イ キャ〜ン フッラーーーーーイ!!
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、もしかして今朝言っていた特殊なスポーツってこれの事?」
「う、うん。でも、私が使ってたこと内緒にしておいてね。
信乃さん達に迷惑がかかるから」
「別にいいけど・・・本当にどうしたの?」
心配そうに佐天を見る3人。
どうしようもない不安から、心の内を3人に相談してしまった。
「あのさ、もし、もしもだよ。
絶対にできそうにないことをやれって言われたら、みんなはどうする?」
「どうするって、無理ならやらないよ。もしくは玉砕覚悟でやってみる」
「右に同じく」「左に同じく」
「そっか、やっぱりそれぐらいしかないよね・・・・」
「何に悩んでるかわかんないけど、無理なことをやれって言われたんだ。
なら、ルイコなら大丈夫だよ」
「マコチン、なに? いきなり大丈夫だって」
「だって涙子は毎朝学校で居眠りするぐらい頑張ってんじゃん」
「むーちゃん・・・それ励ましてるの?」
「それにほら、宝石の加護があるんじゃないの?」
「あ」
アケミの言葉で、佐天は自分の手首にあるブレスレッドに目を向ける。
「初春から聞いたよ。『これのおかげで辛いことがあっても乗り越えられる』んだって?
しかも信乃さんからのプレゼントでしょ。あーあー、いいな〜。私もいい人いないかな」
「な、何言ってんのよアケミ!?」
「ま、つまり私達が言いたいのは、あんたは『無理』にも勝てるかもしれない努力を
したんだから、胸張って生きなさいってことよ」
「うん。努力は叶うもんよ」「そうそう、ルイコなら大丈夫だって」
「アケミ・・・・むーちゃん・・・・マコチン・・・・」
「ここで一つ、私の好きなアニメのセリフを言いましょう!
≪俺を信じろ!お前を信じる俺を信じろ!!≫」
「えっと、そのセリフをここで当てはめるの?」
「そう! このセリフを信乃さんが言っていると思って!
佐天が無理だって思ったこと、信乃さんがやれって言ったんでしょ!?」
「(ボソ)ちょっと違うかも」
佐天に指示を出しているのは信乃ではない。位置外水だ。
A・Tの練習中に彼女と話はするが、普段の弱気で根暗な彼女に信頼や信用を持つことが
できないのが正直な考えだ。
だが、信乃は位置外を信頼しているように思える。
練習メニューも信乃が考えた内容だけでなく位置外が発案したものもあり、
信乃はそれをほとんど疑うことなく取り入れていた。
いつだったか、信乃に位置外をどう思っているか聞いたことがある。
「つーちゃんは・・・婚約とかそういったことを抜かしたらいい友達ですよ。
精密コンピュータ並みの頭脳ですし、人間の心も分かってくれま
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