常盤台中学襲撃事件
Trick37_ア〜イ キャ〜ン フッラーーーーーイ!!
[3/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
らく勝てないですの。早く警備員が来るのを待ちましょう」
「それなんだが、俺もここに来る途中に位置外に聞いたんだ。『警備員はいつ来るか』って。
そしたら、なんだか上からの命令でゴタゴタしてるせいで
しばらくは到着できないらしい」
「な!? それではわたくし達だけで!?」
「位置外いわく、信乃が解決してくれる、らしい。到着までもう少しかかるがな」
「では、わたくし達は今までと同じように時間稼ぎを?」
「そうだ。だがそれほど問題にすることはない。2年は御坂一人で問題ないらしいし、
3年は完全制圧されてるが、今は乱暴に扱われていることもない。
しかも宗像があと数分で到着するから、あいつが巻き返すだろう。
唯一危なかった1年も、俺が来たから少しは大丈夫だって位置外が言ってた」
「わたくしだけ危なかったんですの。わたくしもまだ訓練が足りないみたいですわね」
「ま、いいじゃねぇか。嬢ちゃんはまだ中学生だろ。そんな歳で完全な人間がいたら
逆に嫌だぜ。俺だって嬢ちゃんと比べたら数年長生きだってのに
不完全の塊だ。なんせレベル0なんだからな」
「ですが今は力不足を痛感してますの」
「ま、しかたがない。真打ちが来るまでは頑張るしかないよ」
「はい、ですの」
こうして白井と黒妻の、白黒コンビが結成された。
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
「それでつーちゃん、私はどこに向かえばいいの!?」
『その道路を東に全力で走れ、今すぐに』
「り、了解!」
A・T(エア・トレック)をつけた佐天は、位置外の指示を受けて全力で走り出した。
初めて公道でA・Tを使ったが、緊張よりも広々とした空間で走れる喜びが強かった。
一応はA・Tは極秘事項。サングラスとニット帽を使って人相を隠している。
「私の仕事はいち早く信乃さんの家に行って、パーツを取って、常盤台に届ける!
それでいいんですよね!!」
『愚かな頭脳の割に理解できたことを褒めてやる。喜ぶがいい』
「は、はぁ・・」
電話口で声を聞いたときに、位置外のキャラの違いに気付いたが場合が場合だったので
無視していた。
結成式が終わって少し気持ち的に落ち着いた今だと、やはり可愛い容姿で可愛い声の
位置外水が、こんなセリフを言うのは変だ。
だけど佐天の考えていることは少し違った。
(この声で偉ぶってしゃべってる・・・・ギャップが可愛い!!
そこにシビれる! キュンとくるぅ!!)
勝手に萌え悶えていた。
『高貴なる私の計算では、信号一つかからずに到着することが可能
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ