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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
されど転生者は龍と踊る・part7
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て倒れ伏したプレシアの気道を確保しつつ事の成り行きを待つ。
肺がやられている影響で吐血したようだが、それにしては出血の仕方がおかしいな・・・肺からの出血ならもっと血がとめどなくあふれて呼吸すら大変になると思うんだが、突発性吐血なんて聞いたことないぞ。ギャグ補正か?そもそも今更ながら何で肺やられてんだこの人。病気だったの?

『終わりました』
「どうだった?」
『ぶっちゃけ不審には思っているようです。ただ、「いつかまた優しくしてくれる日が来る」という願いがかなったことの方が大きくてわざわざそれを聞こうという気分にはならないと』
「なるへそ・・・」
『あと、アリシアの記憶転写が正確過ぎたせいで「何故プレシアは昔自分の事をアリシアと呼んでいたのか」という疑問を持抱いているようです』

後ろでプレシアがビクッて動いた。

『更に研究室の奥、アリシアの遺体が保存してある場所をプレシアがちらちら見ていた事にも気づいていて、その部屋に自分に都合の悪いものがあるのではないかと疑っているようです』

後ろでプレシアがビクビクッて動いた。

『ついでに今までにない優しい視線を浴びる事で、プレシアはひょっとして自分に大きな隠し事をしているのではないかと勘づき始めています』

後ろでプレシアがビクンビクンしてる。いい加減うっとおしいぜ!

「・・・おいシングルマザー」
「・・・・・・あによ」
「年貢の納め時だ。全部を自白(ゲロ)っちまうしかねーぞこれ」
「・・・ぉうえ、血の匂いが気持ち悪・・・おぼろろろろろろろろろろ!!!」
「そっちのゲロじゃねえよ!って言うかガチでゲロってんじゃねーよ床が、床が!!あ、こらてめーこっち来んな酸っぱい匂いする!」

ゲェボの6割が血液で非常にスプラッタだったと言っておこう。掃除は仕方なく手伝ってあげました。





結局プレシアは全てを正直に話す決断をした。

これはあの二人の問題だから、俺はそれに口は出さずに応龍皇のデータベースを漁って二人の語らいが終わるのを待った。使い魔二人も俺と一緒にデータベースを漁った。

実際に二人が何を想い、どんな事を言い、どう感じたのかは俺には分からない。リニスとアルフは使い魔の精神リンクでおおよその状況を察知していたようだが、俺にそんな便利な力はない。

ただ、プレシアもフェイトも説明を終えて俺達の所に来たときには目が充血していた。

そして、二人の手は優しく互いの掌を握りしめていた。

それはつまり・・・そういう事だろう。泣き顔がそっくりの似たもの親子だと笑い飛ばしてやった。



そして・・・



「では採決を取ります。賛成3、反対1。多数決を以て・・・光龍の名前をシャイン・テスタロッサと改名します」
「だー
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