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ヘタリア大帝国
TURN83 ハニワとの戦いその十一
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「ここにだよ」
「そこにビームを集中させる」
「それでバリアを破りますか」
「他の奴には難しいけれどね」
 だがキャシーならばだというのだ。
「見極められるからね」
「はい、それならですね」
「あの点に」
「攻めるよ」
 こう言ってだった、キャシーは全艦の攻撃ポイントを一点に集中させた。
 それを受けてすぐにだった、キャシーの艦隊のビームが一斉にそのポイントを撃った。
 ハニワ達の誇るバリアは貫かれた、そして。
 この艦隊のハニワ達も割れる、瞬時に元通りになるがそれでもだった。
「やられたホーーーー!」
「撤退するホーーーー!」
 こう叫んで戦場を退く。キャシーもまた一個艦隊を仕留めた。
 続いてビーム攻撃だった、こちらは。
 ドワイトはメキシコが率いる通常艦隊を冷静に見据えながら部下達に話す。
「このまま攻撃舎弟に入ればだ」
「その時にですね」
「いつも通り」
「戦艦での一斉射撃だ」
 それに入るというのだ。
「それでいくからな」
「わかりました、それでは」
「今から」
「そろそろ射程に入る」
 彼等の戦艦の主砲のだ。
「今回も派手にやるか」
「はい、では主砲の一斉射撃の後は」
 イザベラがドワイトにモニターを通じて言ってきた。
「これもいつも通りですね」
「水雷攻撃に入るからな」
「お任せ下さい」
 水雷攻撃となると俄然張り切るイザベラだった、その言葉が強い。
「接近し止めを刺します」
「相変わらずだな、朽木中将は」
「相変わらずとは」
「接近しての攻撃が好きだな」
「当たって砕けろです」
 実に攻撃的な言葉だった。
「それが私のやり方ですので」
「いつも通りだな。しかしな」
「それでもですか」
「慎重さも頼むな」
 ドワイトは微笑んでイザベラに告げた。
「迂闊に前に出ても怪我をするだけだからな」
「しかし前に出なくては」
 イザベラは持ち前の攻撃性、ガメリカ軍においてキャシーとも比べられるそれを如何なく発揮してドワイトにも言う。
「戦果は挙げられません」
「まあそう言うと思ったがな」
「やってやります!」
 イザベラの声は強い。
「この戦いでも」
「そこまで言うのならやってくれるな」
「是非共」 
「じゃあ俺もやらせてもらうか」
「閣下も水雷攻撃に入られるんですね」
「おいおい、何の為の水雷駆逐艦だと思ってるんだ?」
 ドワイトの艦隊にも水雷駆逐艦が配備されている、枢軸軍では駆逐艦といえばこの種類になっているのだ。
「それなら当然だろ」
「ではビーム攻撃の後は」
「打撃部隊は一旦敵軍に接近する」
 そしてだった。
「一撃離脱で鉄鋼弾も撃ち込むからな」
「それでは」
 その話をしてそしてだった。
 枢軸軍の打撃部隊はまずは
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