TURN83 ハニワとの戦いその十
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「そのうえでよ」
「他の敵とも戦いますか」
「攻撃を仕掛けますね」
「そうしていきましょう」
「あたしもそっちに攻撃仕掛けるからな」
キャシーはモニターからクリスに威勢よく言う。
「残りは任せてくれよ」
「頼むわね。貴女のビーム貫通はかなり効果があるから」
「だよな、しかし機動部隊の割合が凄いね」
「ええ、軍全体でね」
軍全体の割合で四割以上に達している、とにかくその割合が増えている。
「そうなっているわね」
「うちもそうだしな」
「機動部隊は耐久力はないけれどね」
「ビームより先に攻撃出来るからな」
「だからいいのよ」
先手を打つ、そこから考えるとだというのだ。
「艦載機は使い方が難しいけれど」
「いや、これで中々いけるよ」
今では機動部隊の司令官の一人になっているキャヌホークも言ってきた。
「何しろ先に放てるからね」
「あんたも案外空母の使い方上手なんだな」
「祖国さん達から愛を受けたからね」
それで彼も大型空母を二隻、水雷駆逐艦を二部隊配した艦隊を運用出来る様になっているのだ。国家の愛は大きい。
「普通の国や妹さん達は愛を三つ持っていて」
「祖国さん達原始の八国は五つよ」
「そうだからね」
キャヌホークはクリスにも応じる。
「俺もこうして空母を動かせる様になったよ」
「そういうことね」
「さて、それじゃあ」
キャヌホークは飛び立った艦載機達はハニワ達に殺到するのを見て言う。
「ハニワが割れるのをこの目で見ようか」
「さて、楽しみだね」
キャシーも好戦的な笑みを浮かべている、その彼女の目の前で。
ダイアモンドの編隊の艦載機達がハニワ達に殺到し一撃離脱方式で波状攻撃を浴びせる、そのミサイルや爆弾を受けて。
メキシコにおいてもハニワ達は次々と割れる、その割れたハニワ達が叫ぶ。
「ホーーーーー!」
「ホーーーーー!」
断末魔かと思われる叫びだったが違った、割れ四散するが。
すぐに元通りにくっつく、そのうえで言うのだった。
「こいつ等頭がいい!」
「小さい船で攻撃してくる!」
「強い!強いぞ!」
「バリアに対してくる!」
「どんどん割れていってるやないか」
メキシコはくっついた彼等を見て言う。
「よくない展開やな」
「メキシコさん、悪いけれど撤退するホーーーー!」
「ここは仕方ないホーーーーー!」
「ああ、割れた奴は撤退や」
それはもう仕方ないというのだ。
「ご苦労さんってことでな」
「わかったホーーーー、それなら」
「後はお任せするホーーーー!」
彼等は次々に戦場を離脱していく、まずはハニワ達からだった。
キャシーも己の艦隊を突撃させつつ部下達に命じる。
「わかってるだろうね!」
「はい、敵の一点を集中してですね」
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