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ヘタリア大帝国
TURN83 ハニワとの戦いその九

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「よし、今からだ」
「まずは艦載機を放ちますね」
「そうしよう、最初はな」
「わかりました、しかし艦載機も」
 秋山はこれから攻撃に出す艦載機の話もした。
「世代交代を果たせましたね」
「第六世代にな」
「零戦も素晴らしいものでしたが」
「今はさらに凄いな」
「はい、ジェットになると」
「速さが全然違う」
「それにパワーも」
 世代交代が進み艦載機自体が変わったのだ。
「ガメリカ軍のクルセイダーに匹敵する電征ですが」
「いい艦載機だ」
「これならです」
 秋山は強い声で言う。
「これまで以上に戦えます」
「数も多い、それならだ」
「はい、まずはハニワ艦隊を叩きましょう」
「総員発艦」
 東郷は機動部隊に命じた。
「ハニワ艦隊を攻撃してくれ」
「了解です」
 日本海軍機動部隊司令官である小澤が応える。
「では今から」
「頼むな」
「毎度あり〜〜〜」
 何故かこう無表情で言う小澤だった、そして。
 枢軸軍の艦載機、ジェットのそれが次々と発艦する、空母の上でダイアモンドの編隊を組みそのうえで敵のハニワ艦隊に向かう。
 クリスはその彼等に通信でこう言った。
「いい?敵軍には艦載機はないわ」
「つまり迎撃の心配は無用」
「そういうことですね」
「ええ、そうよ」
 パイロット達にその通りだと答える。
「だから安心してね」
「わかりました、それでは」
「敵の対空防御にだけ気をつけて」
「流石にそれはあるみたいだから」
 ハニワ艦隊にも護りはある、そういうことだった。
「だからそれに気をつけて」
「はい、敵のハニワを倒します」
「まずは」 
「ビームが効かない敵を倒して」
 それからだというのだ。
「そしてその余剰で」
「敵の普通艦隊や宇宙怪獣ですね」
「そういった相手にも」
「向かって。とはいっても」
 クリスは展開しているハニワ艦隊の数も見ていた、そのうえでこうも言うのだった。
「この数だと今回の攻撃ではね」
「ハニワ艦隊への集中攻撃ですね」
「それになりますね」
「ええ、そうなるわ」
 その辺りは割り切ることにしたクリスだった。
「宇宙怪獣とかは打撃艦隊に任せるわ」
「では我々はまずハニワですね」
「連中を叩きましょう」
「割れてもすぐに元通りになるから」
 ハ二ワ達はしぶとい、ほぼ不死身だ。
「やり過ぎとかは気にしないで」
「ううん、本当にどういう生物なんですかね」
「というか生物ですか?」
「それは私にもわからないわ」
 実際クリスもハニワ達が生物かどうかというと疑問があった。
「ただそれでもね」
「今戦う相手ですね」
「そのことは間違いないですね」
「そうよ、まずは彼等を攻撃して」
 そしてだというのだ。
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