第32話 桜通りの吸血鬼−その2−
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話しはもちろんカモのことだ。
当たり前だが、明石(生徒)も女子寮に住んでいるので、ネギの使い魔としてカモも女子寮の管理人室に住むことになる。
話しを聞いてもらい、ネカネさんからの手紙と関東魔法協会理事の認可書類のコピーを見てもらう。
わなわなと震え怒りが抑えきれないかのようだ。
当たり前か。
「娘を一般人として過ごさせたい、だから魔法については関わらせないで欲しい」と3−Aの副担任に決まった時に明石教授からは聞いている。
無理だ。
と思ったのは内緒だが、実際の所、魔法世界の滅びた最古の国の血を引く姫や関西呪術協会の長の娘、烏族や魔族のハーフ、魔族、未来人、忍ばない忍び、幽霊、魔法使いでもあるシスター見習い、マッドサイエンティスト、魔法と科学のハイブリッドのガイノイド、挙げ句の果てに元600万$の賞金首の真祖の吸血鬼、という実にクラスの3分の1強が魔法や裏の関係者というのが3−Aだ。
しかも、教育実習生として秘匿意識の薄い魔法使い見習いが副担任見習いで、女子寮の管理人室に住んでいるのが、現状だ。
そう言えば、副担任も中部魔術協会の魔術師だったな。
まぁ、そんなわけで、明石教授は学園長の振る舞いにピリピリしている。大学部の教授なので、中等部の話し合いに加われないのも、原因の一つだろう。
なので、実はメールなり直に会ったりして明石教授には今までも話して良いことは色々話している。
副担任が生徒の親に話せる範囲で話すのはおかしくないし、先達として色々と先生についてもアドバイスももらったりしている。
で、今回の件だが、事の発端のネカネさんの手紙の当該部分と関東魔法協会理事の認可書類のコピーを写メに撮り、一部のネギ擁護派以外の魔法先生に事態の推移も加えて送った。
なお、差出人(=責任者)は明石教授がなった。
理由は、なにかあった時に責任者として直談判するためらしい。
はてさてどうなることやら。
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