模擬戦 インパルス&弐号機 VS 零号機&参号機 後編
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赤竜鱗とインパルスが放ったライフルのビームは真直ぐ参号機に向かっていく。参号機と零号機はそれを回避してそのまま走って弐号機とインパルスに向かっていく。
『まあ避けるわよね、避けられないならどんだけ錬度が低いんだって呆れるわ』
「確かに、それじゃどっちがどっちの相手する?」
『う〜ん・・・んじゃ私は参号機の相手するわ』
「了解」
シンキはスロットルを握って一気に開放して出力を上げて零号機へと向かっていく。零号機はソニックグレイブを用いて切りかかるが、インパルスはシールドでそれを受け止めてみせる。インパルスとエヴァでは歴然と言える体格差があると言うのにあっさりと零号機の攻撃を受け止めたのだ。
「甘い甘い!角砂糖を十個入れた珈琲よりも、ただでさえ甘い饅頭に蜂蜜と生クリームを上に乗せて食べるぐらい甘い!!」
『嫌々、それだけ甘かったら激甘通り越して頭痛するわよ?』
「つまり今の攻撃は頭痛の種になるぐらい甘い攻撃ということだ」
『辛辣ね』
インパルスは零号機の腕を大きく弾き飛ばしてから一気にバーニアを吹かして上昇して零号機の頭部に迫り、その顎をバーニアで凄まじい加速がついたまま蹴りつけた。
『くッ・・・』
「まだ、終わらせない」
シンキは蹴り終えるとすぐさま機体を捻って零号機の顎へアッパーを入れた。凄まじい衝撃と痛みが零号機とレイを襲い、痛みは余りの痛みに意識を投げたかった。がそうさせる前に次の衝撃が襲ってきた。左腕での額へとパンチ、インパルスはすぐさま腹部へと降下していき攻撃を再開した。腹部へのラッシュ、連続で拳が振り続けられていき、レイは痛みに悶えていた。そして、シンキはそれを終わらせてやるかのように、一旦大きく上昇してから零号機の腹部へ蹴りを決めた。それを見ていたミサトは
「レイ!何勝手にやられてるのよ!!さっさと反撃しなさい!!命令よ!!!」
この女は何処まで愚かなのか。一人で戦っているつもりか、零号機はゆっくりと前のめりとなって地面へと倒れこんだ。レイは既に意識を失って気絶していた。インパルスは零号機が倒れるのを確認するとライフルを構えて参号機へと一発打ち込んだ。それは右腕を掠っただけだが、参号機は弐号機と激しい接近戦の真っ最中だった。それを弐号機に命中させずに三号機だけに当てるのは以上としか言いようがない。
『あらもう終わったのシンキ?』
「まあね、手伝いは要る?」
『要らないわ、こんな奴は私じゃなくても十分すぎるぐらいよ』
そう言ってアスカは通信をカットした。そしてインパルスは逸早く輸送機へと帰還した。
「さてと、どうするのかしら?」
弐号機は余裕のポーズを見せて余力が有り余っている事をアピールしている。参号機は素人目でも疲労している。肩がだらんと垂れ下がって如何に
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