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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第18話 親愛なる女性
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王≫を凌ぐ実力の可能性も……。)
亞愛は……考えを巡らせている……
ジャックは…そんな亞愛を見て笑った。
(……まあ、何を考えてるか分かってんだけどね。)
ジャックは、内心でも笑っている……。
まあ、内容は笑いたい内容ではないけれど。
【朱染城】
館についても、彼は。
……ジャックは考える。それは亞愛の事だ。
(……原作どおりであるとすれば、 俺がこの子を止めれば、朱染家で亞愛の正体を知る者は、恐らくアカーシャと一茶の2人。 ……亞愛を放っておけばそのまま、≪あれ≫が、≪アルカード≫が暴走して…。だが、仮に今現時点でこの子をどうにかすれば…… 優しいアカーシャが黙っているわけない……。 ……しかし、本来ならば俺がこの場所でこの子達と会うことなどないこと…だ。それが……。俺がここにいる事で この世界の運命が変化してるのならば… 今後はどうなるかはわからないのも事実……だな。 ならば、傍観しているのが一番だな……少なくとも今は。いずれは、決着をつけなければならないから……。 アイツとは……。)
ジャックの表情は険しくなる……。
モカが、ジャックの方を見てその表情に気が付いた。
「ん? どうしたんだ……?」
考え込んでいたジャックにモカが話しかけた。
『……いや なんだかほんとに懐かしくてね…… 慨にふけっていたんだよ。』
これも……嘘じゃない事だ。
だから、自然に出た。
そんな表情を見た亞愛は…考えるのをやめ。
「ん〜 じゃあさモカ アカーシャさんを呼んでこようよ! きっと喜ぶよ 古い友人が訪ねて来たの知ったらさ♪」
モカの手を引っ張る。
「そうだな、じゃあ ジャックさんは ここ。一階の客間にいてくれ 今、母さんをよんでくる。」
モカは、客間の部屋を指し……そう言った。
『……ああ 2人ともどうもありがとう。』
ジャックは正直 緊張は隠せない……
(いよいよ 再開か…… やば…い…な。 ……緊張する。 いったい、どんな顔すればいいのか……な?)
それは約2世紀ぶりの再開。
あの時は 盛大に泣かしたんだ。
それに、約束では、何十年って言ってしまったから……
まさか 2世紀も飛ぶなんて思ってもいなかった。
泣かせてしまった上待たせた。
男としては最悪…… 苦笑
モカ・亜愛 side
亞愛はモカに話しかける。
「ねーモカ!」
「何?姉さん」
聞きたいこと…感じたことがあるのだ。
「……あのジ
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