マジカル☆ウィッチルフェイちゃん誕生
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くのだ。
「これが計画書だ」
「うん、流石はジェラルドね。でも、これだけの施設を作るなら、資金稼ぎも兼ねた方が良いわね……」
妻であるユーフェミアは父上のまた父上。つまり、お爺様の教師らしい。彼女は半分精霊で、膨大な魔力を身に宿し老化を遅延させている。おそらく、ルフェイにもその血が流れているのだから、このような事態が起きているのだろう。アーサーは私に似たが、ルフェイはユーフェミアのようだ。
「よし、直ぐに作成に取り掛かりましょうか。ちょっと、貯蓄の8割を使うわね」
「おい、それは流石に……」
「大丈夫よ。私が責任を持って取り返してあげる。ううん、計算通りなら3年で8倍くらいに膨れ上がるわ」
「そうか……君が言うならそうなんだろう。わかった、任せる」
「ええ。私はジェラルドの所に言っているから、ルフェイをよろしくね。お乳を上げる時には戻るから」
「うむ。任せろ」
ユーフェミアが去り、父上の元へと向かった。その数日後には、我が家が所有していた山が文字通り一つ消えて、当初の予定とは違い、離れが作られた。その離れの後ろには膨大な黒と白の魔術術式や精霊術、錬金術まで使われている特殊な実験場が作られた。それはルフェイの部屋の後ろにあり、魔力暴走で巻き起こす増幅された膨大な魔力を利用する施設だ。その御蔭でルフェイの世話が大分楽になった。今まではルフェイの魔力暴走による衝撃を防ぐために障壁を展開しながらの作業だったのが、それら全て吸収されるので簡単に世話を出来るのだ。
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