魔法先生ネギま!
0358話
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力を持っている高畑が捕らえられる?
「あ、でもそれはもう大丈夫です。アスナさん達が助けに行きましたし、それ以前に自力で抜け出して来ましたから」
「だろうな」
そもそも、ただ戦闘力が高いだけでは麻帆良最強とまでは呼ばれていないだろう。
と言うか、俺が大会で戦っている間にそんな事が起こっていたとは。まぁ、近右衛門から援軍の依頼なりなんなりが来なかったとなると麻帆良の戦力だけでどうにかなると判断したのだろう。外様の俺がわざわざ自分から進んで助けに行くのも色々と問題があるし、この件についてはスルーしておいた方がいいか。
「で、武道会の表彰式が終わった後に魔法先生達が超鈴音を捕まえようとしたんですが……」
「その口ぶりから言うと、逃げられたか」
「らしいです。で、アクセルさんは何か情報を持っていないかと思って」
情報、情報……か。少なくても、今夜の7時過ぎに麻帆良中の屋上で待ち合わせをしてはいるが、それを教えるというのは出来ない。何しろ事はマーカーの修理に関わるのだから。
「いや、悪いな。教えられそうな情報は持っていない。と言うか、エヴァとは接点があるが超に関しては茶々丸経由か、超包子で食事をする時くらいしか接点は無いぞ?」
俺の言葉を聞いた桜咲が溜息を吐く。
「そう、ですか。そうなると完全に手掛かりが無いですね」
「それこそ超包子の方に顔を出してみたらどうだ? 武道大会もだが、基本的にあっちの屋台が超一味の本業だろう」
「魔法先生が数人行ってみたそうですが、いたのはアルバイトだけで超の姿はどこにもなかったそうです」
「そうか。そうなると俺としてはお手上げだな」
「よし、傷は殆ど全部治ったで」
俺がそう言うのと、近衛が手をパンパンと叩いて治療の終了を宣言するのは殆ど同時だった。
千鶴もまた、虹色領域の腕輪をカードに戻してネギを見ながら安堵したように笑みを浮かべている。
「ネギ先生はゆっくり眠って貰えばすぐによくなるわよ」
「そう。那波さん、ありがとう」
千鶴へと頭を下げている神楽坂だったが、不意に俺へと視線を向けるとこちらへと近づいて来た。
「アクセル、ネギは……強かった?」
「まぁ、そうだな。あそこまで成長しているとは思わなかったよ」
「けど、アクセルが勝ったんだよね」
「ま、そこは地力の差でな」
「……ネギがこの大会であんたと戦って自分の力を証明するって言ってたけど……証明は、された?」
「さて、どうだろうな。その辺は結局ネギ自身が判断するべきなんだろうさ」
ネギのスタンスと俺のスタンスが違うというのは、これはもう絶対に交わる事の無い平行線だ。ネギが俺に自分のやり方を強制する事は絶対にないだろうし、その逆もまた同じだろう。そしてお互いが退けない時が
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