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転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0358話
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りはよっぽど軽いからな」
「アクセル君?」

 ニッコリと笑いながらも、久しぶりに謎のプレッシャーを発してくる千鶴。その迫力に押された俺は、溜息を吐きながら領域の中へと入るのだった。

「アクセル君も回復魔法、いるんかー?」
「いや、俺のはそこまで重い怪我じゃないからな。この領域に入って数分もすれば回復するだろ」
「そか。痛かったらいつでも言ってな。うちのアーティファクトと違って完全回復とまではいかんけど、エヴァちゃんとの修行でそれなりに回復魔法の腕は上がっとるから」

 近衛の言葉に頷きながら、眠っているネギへと視線を向ける。
 俺との戦いで青黒く腫れていた部分は既に無くなり、外見だけでみればどこも怪我をしているようには見えない。気絶というよりは、深い眠りに落ちているというのが正確な表現だろう。
 近衛の回復魔法と千鶴の虹色領域の腕輪。その2つの相乗効果が圧倒的な回復力をもたらしたと思われる。

「確かに随分と回復魔法の腕が上がってるみたいだな」
「ネギ君とかが修行で結構怪我するからなぁ。それを治してたらうちの回復魔法もぐんぐんレベルアップしとるんや」

 なるほど、確かにエヴァの修行となれば……それも直弟子としての修行ともなればその厳しさは俺の予想を超えたものになっているだろう。それで怪我をしたネギ達の治療に近衛が回復魔法を使って……か。好循環って奴だな。怪我をする方にしてみれば堪ったものではないだろうが。
 そこまで考え、ふと気が付く。確か近衛は綾瀬や宮崎と一緒に武道会の応援に来ていた筈だ。そしてその3人が一緒となると、当然3-Aの噂拡散器の異名を持つ早乙女も一緒な訳で、けどその早乙女は魔法に関しては何も知らなかった筈だ。
 だが、その早乙女の姿はどこにも無い。

「近衛、早乙女はどうした?」
「あぁ、ハルナなら千雨ちゃんがどこかに連れてってくれたで」
「……長谷川が? と言うか、長谷川も来てたのか?」
「うん。ネギ君や小太郎君と客席で仲良く話をしてたけど」

 ……どうなっている? 少なくても俺の記憶じゃ長谷川は一般人だった筈だ。それが何故魔法使い達の手助けをするような真似をするんだ? それとも偶然か何かか? いや、そもそもクラスメイトと余り接点の無い長谷川が早乙女をまるでここから離すように連れていくというのは違和感がある。
 そんな俺の考えは、近衛の隣にいた桜咲の声で途切れる事になる。

「あの、アクセルさん。ちょっといいですか? 超鈴音の事についてちょっと聞きたいんですが」
「……超について?」
「はい。実は彼女、この学祭期間中に何か企んでいるらしいのです。それを探りに高畑先生が地下に潜入したら捕まってしまって……」

 その説明に思わずピクリとする。
 この麻帆良でも最強クラスの
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