暁 〜小説投稿サイト〜
探し求めてエデンの檻
1-2話
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る。
 人命を尊ぶほど徳はない自分ではあるが、ただ…この望まぬ展開には納得しかねる所があった。

「理想的な結末、とは言い難いわね…」

 冷めたような自嘲を漏らす。

 それを最後に視線を外し、内に燻るものを抱えたまま世界に次のイメージを伝える。

 静かな宵闇(よいやみ)の中、イメージは如実に現象となって表れるよう世界は応える。
 ゼリー状の水の塊がアタシ達をくるんで、一滴の雫のように地面へと吸い込まれていった。
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