暁 〜小説投稿サイト〜
ロボティックス・ワールド-Robots of underground facilities-
3.工場フロア
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『おーい』
「んー?」
パネルを触りながら返答をする
『お前お父さんのこと好きか?』
「好きだけど、それもし第三者が見たらお前が父さんみたいじゃないか」
ヘリコプターが親とかどういうことだ、どうやってこの機体作ったんだよ、いろいろ無理があるだろ
『そうだな、でもここ俺らしかいないよ』
「もしもの話をしてるんだよ」
あとはこのフォルダにある3Dデータを…
「あれ?」
『どうした?』
「いや…でも…あれ…?、何処にもないぞ」
『なにが』
「勝手に作られてるやつ以外全部、設計データがない」
『え?』
あのおかしな設計図以外何もない
誰が削除したんだよ
「これ削除できるのってさ『削除できる奴は制御室担当の奴だな、重要なものはすべてそこだ』
わからない
「なんで消したんだあいつら、なんも得しないだろ」
『そうだな』
「…」
『得するやつが消したんだろ』
得するやつねぇ
「いなくないか?」
『わからないけど、いるかもしれない』
あ、そういえば
「これ直すんだった、でもほかにファイルないしなー…、とりあえずブランクにしとくか」
あんなの量産されないだけマシだ
「よし、戻って廃棄フロアに向かうぞ」
『うーい』
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