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少年は魔人になるようです
第62話 お茶会は静かに行かないようです
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・・もーん。」


喋り始めたアリカに、アリアのチョップが入る。うーん、不機嫌だ。仕方なく、その不機嫌の原因であろう元に話を振る。


「……で、しずな。どう言う事か説明してくれるよな?」

「ええ、勿論ですわ。"創造主"猊下。」


その呼び方に、今まで反応を見せなかった全員が動く。

喉元に様々武器を突き付けられ、それでもしずなはお茶を飲み干す。

反応を見せていたネカネ・刹那・木乃香はついて行けず、アワアワと踊りだす。


「話は単純ですわ。わたくしも超 鈴音同様、未来から来たのです。

と言っても、時代が違いますしわたくしは愁磨さんの頼みで、ですけれど。」

「俺を敬ったり、普通に呼んだり。俺とどんな関係にあったんだ?」

「勿論、妻ですわよ?」


『さいですか』と溜息をつくと、それを合図に何でも無かったように皆はお茶を飲み始める。

さっきの三人は、それにもついて行けず、わちゃわちゃと踊っている。


「え、えーと………………………それでいいんですか!?」

「・・・ダメなの?」

「だ、ダメと言うか何と言うか。」

「・・・いい、の。パパが良いって、言った、から・・・。」


少々釈然としない物を残しつつ、三人は座る。

その後ノワールの質問をきっかけに、馴れ初めだとか聞き始め姦々々しい事となり、隣で似たような事(?)に

なっているネギと眼が合い、深い深い溜息をつく事となった。

Side out


Side ネギ

ピンポーン―――

「すいませーん。」

「はいはい、今出るのじゃ。」


お茶を飲んだ後学園祭を皆さんと回り、弟子入りやその他の話しをするために愁磨さん達の家へきた。


ガチャッ
「おお、ネギではないか。と、何やら大勢じゃのう……。」

「「「「「こ、こんにちはー。」」」」」


一緒に居た明日菜さん達・・・ずっと前に、この家に来た面々が、アリカさんに緊張しながら挨拶をする。

一回記憶を封印された後だし、警戒もするよね。


「今は丁度人も少ないからの。まとめて入ってよいぞ。」

「あ、ありがとうございます。失礼しま―――

――――ズンッ

グッ……!?」


家の中に入った途端、重力魔法でもかけられているのでは、と思うほどの重圧が重くのしかかる。


「あら、いらっしゃい〜。どうしたのかしら?」

「え、ええ。舞闘会での約束を果たして貰おうかと思いまして。その他もろもろの事情もありますが……。」

「失礼しま―――ウッ!?」


僕に続いて入って来た皆も、この重圧に気付きうめき声を上げる。のどかさんなんかは、今にも倒れそうで・・・。

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