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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
四十六話:ほのぼの?奴隷ライフ
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すれば、出来るんじゃないの?たぶん」
「よし。教えてくれ」

 え?やだよ。

「なんでさ」

 なんでそんな、敵に塩を送るような真似を!
 私だってまだ使えないのに!

「手伝うよ、俺も。パパスさん助けるの」
「……ええー?」
「……なんで、嫌そうなんだよ」

 だって嫌だもん。
 何その、ラインハット後も着いていきます宣言は!

「別にヘンリーは普通に城に戻って、普通に結婚して幸せに暮らせばいいじゃない。元々そういう役なんだから」
「そうしなきゃいけないもんでも無いだろ」
「私には、選ぶ権利があると思う!」

 教える相手とか同行者とか、結婚相手とか!

「それは、そうだけど。なんで嫌なんだよ」

 それは君が、ヘンリーだからだ!
 コリンズを授かる可能性を、排除したいからだ!

 ……とか言ったら、怒るだろうなあ。
 あっちの立場なら、理不尽にもほどがあるし。
 教えたら結婚するという話でも無いのに。
 そもそも、ヘンリー(その役)に生まれついたのはヘンリー(中の人)の責任では無いのに。

 でも、私は折りたいの!
 フラグ段階で!
 ルート回避、したいの!

「……ヘンリーの、幸せを。邪魔したく、無いんだよ……」
「ウソを吐くな」

 ちっ、バレたか。
 なまじ素を見せてしまっただけに、演技に入るとわざとらしさが目立つな!
 要研究だわ。

「ウソジャナイデスヨー」
「ウソだろ、明らかに」

 イヤイヤ、ホントデスヨ。

 基本は私のためだけど、一応ヘンリーの幸せだって考えてるからね!
 ゲームでは絶対に選べないマリアさんと結ばれるとか、男の夢でしょ!
 好みの問題はあるが!

 ……ハッ。まさか

「ヘンリーって、マリアさん嫌いなの?」
「なんでそうなる。会っても無いのに、好きも嫌いも無いだろ」

 現実的な意見きた。

 まあ、私だって?
 まだ見ぬフロルスくん(仮)と、絶対にどう転んでも結婚してやるなんて、間違っても思いませんけど?

「うーん、まあ、あれだよ。無暗に拡散するような技術じゃ、無いと思うんだよ。私だって、パパ……スを助けること以外には、極力使わないつもりだし。チート能力で無双とか、そういうの考えて無いから。戦闘はこの世界の標準技術の範囲で勝って、どうにもならないところを、それでなんとかするだけだから。ヘンリーの能力回復向きじゃ無いし、教えても、特に助けてもらえることも無いんだよね」

 現実的に返されたので、やり返してみましたがどうでしょう。
 適性が無い魔法も覚えられなくは無いが、あるものより覚えるのが大変ではあるから、パパンの蘇生は私がやったほうが、どう考えても早い。

「……わかった」

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