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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
四十五話:いつか泣きたくなるとき
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今回は純粋培養の王子様だから、まあ無いだろうとして。
 前世含めて、なんて答えるのか。

「……出来ません」

 ……間があった!
 よし、ここだ!
 復讐するは、我にあり!

「ヘンリーはいい家の、お坊っちゃまですから!お料理なんて、したこと無いですね!」
「……!」

 にっこり笑って言う私に、バッと視線を向けるヘンリー。

 ……ふっ。
 感謝はするが、意志に反して泣かされたことに関して、何も思うところが無いわけでは無い。

 即答しなかったということは、それ即ち気にしているということ!
 即ち、攻めどころ!!

 いーじゃん、いーじゃん、これくらい。
 どうせ、すぐバレるんだしー?
 一緒に生活する中で、その生活力の無さは!
 早目に白状して、教えを請うたほうがいいって!
 仕方ないよ、お坊っちゃま!なんだから、さ!

 完全なる協力期間は終わり、戦いはもう始まっているんですよ!
 例え、攻略対象が不在だとしても!!

 ……まあ、ガチで蹴落とそうとか、そんな状況でも無いが。
 仲良く喧嘩する程度で。

「なんだ、そうなのかい。なら、仕方ないね。でも、全くできないままでも困るからね。追々、できるようになってもらわないと」
「……はい。勿論です」

 あ、やる気はあるんですね。
 まさかの、前世もお坊っちゃま?
 一般人なら、男だってやろうとして機会が皆無ということもあるまい。
 今回無いだけなら、そこまで気にしないだろうし。

 ていうか。

「ここで、お料理が、できるんですか?」
「そうなんだよ。持ち回りにしてるけど、あんたたちは子供だからね。お手伝いに入ってもらうくらいで、当面はいいね」

 ……あれ?
 思ってた奴隷と、違う……?
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