例えばこんな父親は個人的に許容できないだろ
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キンの男の娘と銀髪隻眼幼女だった。
世間では3人目、しかし実際には2人目の男性IS操縦者・・・らしいが、本当に男なんだろうか?肩や腰の骨格というかフォルムが完全に女性のそれだ。後で彼のISに聞いてみよう。
そして銀髪幼女。ジェーンさんを見て超驚いていた。何でだろうか?
しかし今日は実習があったから二人のISに話を聞けずじまいである。
そして・・・実習でやらかしてしまった。いや訓練機が偶然ヒトミだったのもあるんだろけど、気が緩んでつい。
「あのー先生。ISに乗れません」
「あー・・・しゃがませずに降りちゃったんですねー。最初の事はみんなよくやるミスです」
「めんどいな。ヒトミ、しゃがんで?」
ギュゥゥゥゥン(しゃがんだ)
「「「え。」」」
・・・いい機会だからと本当の事を織斑先生が皆に俺の特異性を(かなり控えめかつちょっと嘘も交えて違和感が少ない程度に)説明した。どうも俺以外の所からも少しずつ情報が漏れていたらしく、機を見て説明する予定だったらしい。(なお先生の説明ではISをごく限定的に遠隔操作できる、みたいな感じになってた)真実を知らない連中が仰天する中、銀髪幼女とジェーンさんがこっそり何かを話していた。何話してたんだろう?
6月12日
ぱんつべたべたする。夢精したっぽいのでジェーンさんがいない内にパンツ洗っておこうと思ったらジェーンさんが唐突に現れて俺のパンツ持って行った。代わりに洗ってやるとの事。何で?というか女の子にぱんつ洗ってもらうとか何となく恥ずかしいんですけど。
よくわからんがそのまま授業へ。シャルルくんのISに話しかける。何だか飴玉を転がすような萌え声が嫌に耳に残る子だ。あだ名は何がいいかな・・・ファリンにしよう。
で、いきなりのカミングアウトだがシャルルくんはシャルロットさんだったらしい。つまり紛うこと無きオンナノコ。親父の命令で男装して学園に送り込まれたのだとファリンは涙交じりに語る。何でもシャルロットさんは親父さんであるデュノア社社長の浮気相手との間に設けた子供らしい。母が死んで親父に引き取られ、泥棒猫の娘―とかいわれながら正妻にビンタ食らったこともあるとか。かわいそうに、子供にゃ何の罪もないでしょうが。
親父さんは何故こんなことをしたのか。と聞いてみると意外な答えが返ってきた。親父さんは「このままデュノア社にいても後ろ指さされたりうちの妻に邪険に扱われたりでいいことなさそうだから適当な理由付けて学園に送り込もう。いっそ父のことなど忘れて逃げてしまったほうがあの子のためになる」と考えていたらしい。ファリンが父親が独り言でそういっているのを聞いたそうだ。
ふざけんな。うちといいデュノア家といい、どうして父親って生き物は逃げたがるんだ。ちゃんと向き合って父親の
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