暁 〜小説投稿サイト〜
IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第123話】
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
――砂浜――


女の子達の遊ぶ声が聞こえる中、俺はセシリアの一連の動作に目を奪われていた。

そして、寝そべったセシリアが――。


「さ、さあ、どうぞ?」

「……あ、…うん…」


紐解いた水着は、ビニールシートとセシリアの身体に挟まれているだけの状態であり、セシリアは無防備な背中を見せている。

目に見えるのは、自身の身体に潰されて形を歪めたセシリアの胸――ちらりと脇の下から見えているため、気持ちが落ち着かない。

散々例え話をセシリアにしておいて、いざ目の当たりにすると流石に触るわけにはいかないと思ってしまう。

セシリアの持ってきたサンオイルを手で温めつつ、再度セシリアを見るのだが――俯せに寝そべっているせいか、肉付きの良いしっかりとしたお尻が目に移り、思わず視線を逸らしてしまう。

――更に、下の水着の方も露出度が高く、喜ばしい事なのだが――今の俺の状況だと心臓の鼓動を加速させる要因となり、身体の体温が上昇するのを感じた。

逸らした視線の先に移るすらりと伸びた脚も、落ち着かない――さっきまで肩車していたことを思い出すと、口から心臓が出る思いだった。


「そ、そ、それでは…塗らせていただきます……」

「は、はぃ……どうぞ…」

「……お兄ちゃん、もしかして緊張してる?」

「あ、当たり前だろ!?……くっ…美冬や母さん以外では初めてやるんだからな…」

「うふふ、何だかいつもと違うヒルトさんは新鮮ですわね…♪」


覚悟を決め、程よく温めたサンオイルをセシリアの身体へと塗っていく――。

変なところを触らないように気を付けつつ、ゆっくり塗っていくのだが――セシリアの素肌がすべすべしていて、塗っている間も全く落ち着かずに頭が沸騰する思いだった。


「んん……。ヒルトさん、良い感じですわ……」

「そ、そう?へ、下手くそだと僕は思うのですが!?」


正直、頭が沸騰し過ぎてこの時の俺は言葉使いもおかしく、他の人が見れば変に思っていただろう――だがセシリアは、そんな俺を察してか。


「うふふ……緊張なさらないでくださいな。貴方の手…凄く良い感じですもの」

「……は、はぃ…」


そう言うセシリアだったが、今の俺には余裕がなく、曖昧な返事をするだけだった――。

肩から背中にかけて、ゆっくり塗り――そして腰辺りまで塗っていくとセシリアが――。


「……ヒルトさん…もっと下の方もお願いしますわ」

「し、下?――脚…だよな?」

「あ、脚もそうですが……その、他の手の届かない箇所もお願いしますわ。………お、お尻…も…」

「にょっ!?……セシリアの…お尻……」


そう呟くと、自然と俺は視線をセシリアのお尻へ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ