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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第123話】
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っ…。――わかったぁ……本当にごめんね、セシリア?」

「も、もう良いですわよ?わたくしも、気に致しませんから」


言いながら、羽織ったバスタオルの下から水着のブラを着けると、羽織ったバスタオルを俺に差し出すセシリア。


「あの……ヒルトさん、バスタオルありがとうございました」

「いや、良いんだって…。俺も不可抗力とはいえ見て悪かったな?」

「〜〜〜〜〜〜っ。――い、言わないでくださいな……」


やはり見られたのが恥ずかしかったらしく、言えば両頬に手を当てて顔を赤くし、悟られない様にと顔を背けるセシリア。


――と、セシリアが疲れたのか。


「何だか少し疲れましたわ……美冬さん、前を塗ってくださるかしら?その後は後で何かご一緒にお飲み物でも――」

「うん、もちろんいいよ?――さっきは本当にごめんね…セシリア?」

「うふふ、もう怒ってはいませんわよ?――友達、でしょ?」

「うぅ〜〜っ、セシリアぁ〜〜」


若干瞳を潤ませて、セシリアに抱きつく美冬――。


「ん、良かったな美冬。――二人とも、飲み物もらったら暫くここに居るのか?」

「えぇ、ここで暫く二人でお話しますわ。専用機の事もお訊きしたいですし」

「あ……専用機かぁ…。お母さんに伝えたんだけど結局持ってきちゃったって言ってたなぁ…」


そんな感じで呟く美冬を、不思議そうに見るセシリア。


「何にしてもここに居るなら、俺はちょい未来探してくるよ」

「えぇ、わかりましたわ」

「りょーか〜い……じゃあ、前塗っちゃえ〜〜」

「ちょ、ちょっと美冬さんっ。ま、また――ひゃああっ!?」

「……美冬、自重しろよ。じゃあ後でな」


またじゃれあうようにサンオイルを塗る美冬、塗られてくすぐったいのか時折セシリアの笑い声を背に受けながら未来が向かった場所へと移動した――。

途中、海側を見ると一夏と鈴音が遠方のブイを目指して泳ぐのを見、仲が良いなと思いつつ、視線を戻してまた再度歩き始めた――。
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