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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第06話
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うだろ?」
シャルルとは一度、山田先生と模擬戦をした後の授業の空き時間に少しだけ手合わせをした。感想は、山田先生には劣るけど、素晴らしい射撃だった。
シャルルは『ラファールリヴァイブ、カスタムU』と言って、ラファールリヴァイブの後付武装と拡張領域を広げた中々操縦が難しい機体である。普通のリヴァイブよりも武器が多いため、火力は問題ないが武器のコールが中々難しくなってくる。種類が多いだけに、イメージなどが固まらない場合が多い。
だが、シャルルは素早く武器をコールし即座に攻撃。素早いコールをラピッド・スイッチというらしい。そのラピッド・スイッチを駆使し戦うのがシャルルの戦闘スタイル。
「はぁ、一夏も大概だけど、俊吾も中々だね……」
「どう言う意味だよ?」
「俊吾ってIS動かして二週間ちょっとだっけ?」
「ああ、大体そんなもんだけど」
本当は二週間も経ってないけどね。大体、10日前後ってところだな。
「ISは起動時間が物を言うのに、たかが二週間ちょっとであれだけ出来るって異常だよ?遠距離からの狙撃だって、今はまだ荒削りな部分はあるけど僕と同等だろうし、武器のコールだって滞ることなく素早くできる。他の近〜中距離の武器だってそつなくこなすし……。俊吾は自分を卑下にするのは知ってるけど、実は凄いんだよ?分かる人が見れば直ぐに分かるくらいに」
「まぁ、俺昔からこういうのに慣れるの早かったからな……。そんな感じで今回もうまくいってるんだろ」
「そんな感じって……俊吾はもっと自信を持っていいよ。今はまだ負けることが多いだろうけど、時間が経つことにつれて勝てるようになるからさ」
「う〜ん、そんなもんかな…………っと、食堂ついたな。シャルル何食べる?」
「え、僕?僕は……洋食セットかな」
「分かった。じゃあ、シャルルは先に席に行っといてくれ」
「うん、分かった」
俊吾は食堂のおばちゃんにメニューを言い、料理が来るのを待っていた。料理が来たので、それを持ってシャルルのところに向かう。
「ほい、洋食セット」
「ありがとう。俊吾は何を頼んだの?」
「ん?俺はカツ丼だな」
「わぁ〜、何か日本って感じだね。その丼な感じが」
それはどういう意味なのでしょう。丼な感じってどういうことだよ。丼は丼だろうよ。……まぁ、別な国から来た人にとっちゃそういうもんか。
「カツ丼は日本生まれだからな。だけど、刺身とか焼き魚とか味噌汁とかの方が日本食っぽくないか?」
俊吾はカツ丼を食べながら、そう言った。シャルルも俊吾が食べ始めたので、食べながら答える。
「まぁ、そうなんだけど、そう言う感じの丼ものとかもフランスには無いし、日本食だな〜って思うんだ」
「なるほどな
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